MUNI CARPETS

スタッフよりカーペットのご紹介④

2023年7月16日

大変ご好評いただいております“MUNIの玄関敷きフェア”も、残すところあと2日間となりました。

最終回となる第四弾の作品紹介は、「纏枝蓮花文氈」の名前を持つDesign No.093B Size 61x91cmです。

作品全体にのびのびと枝葉を広げる唐草の文様は、どこまでも枝が伸びるその姿から「永遠」を意味します。

また、麗しく咲き誇るモチーフは蓮花の文様です。

こちらはたくさんの種を実らせる生態から、「繁栄」への願いが込められています。

こちらの一枚の特徴は地色が少し赤みがかった仕上がりで、内から滲み出るような華やかさがございます。

また、特別な熟練の職人にしか織り上げられない繊細なラインを辿る唐草文様は、エレガントな雰囲気と生き生きとした躍動感の調和をお楽しみいただけます。

こちらのお写真のように、観葉植物とご一緒にお設えいただくと優美な曲線の唐草文様とみずみずしい蓮花文様とが絶妙にマッチし、空間によりいっそう一体感が生まれます。

*****作品詳細*****

 Design No.093B  Size 61x91cm
 PRICE 319,000円(税込価格)

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 詳細は、MUNI倉敷本社店までお尋ねください。


 Address 岡山県倉敷市東町2-4

 TEL   (086)426-6226

 Mail   mail@muni.co.jp

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ご納品事例 Life with MUNI”エレガントシックなベージュの玄関敷き”

2023年7月15日

以前お玄関敷きをお納めしたお客様から、お写真を頂戴しました。
あまりに素敵でしたので、ご紹介させていただきます。

床から天井まで、ごく淡いグレイッシュカラーで統一されたエントランス。
色数を抑えてシックにコーディネートされた空間に
さりげなく敷かれたのは、クリームベージュ色の蓮団花文様のカーペットです。

ミルクティーを思わせるベージュが空間に溶け込むようですが、
天然のホワイトウールで織り上げられた蓮の花が浮かび上がり、繊細かつ上品な華やかさを空間にまとわせています。
そして視線を床から前に進めると、廊下のさきにはやわらかなピンクやブルーで構成された抽象画が…


厳密な色彩設計で成立したエレガントモダンな空間に、思わずため息がこぼれました。
まさに、今日的に解釈されたシノワズリ—の世界と重なります。

Y様、素敵なお玄関にMUNIをお選びいただき、本当にありがとうございました。
末永くお楽しみいただけますことを、心から祈っております。

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スタッフよりカーペットのご紹介③

2023年7月13日

7月6日から始まりました玄関敷きフェアも中盤となりました。

本日は南青山本店から、
明末清初期の青花の陶磁器のように素朴な吉祥の植物が散りばめられた凛とした一枚のご紹介です。

文様は、富貴花である牡丹の花と拐子龍という龍の文様が一つになったメダリオンを中心に、
菊、竹、梅、霊芝、佛手柑、柘榴、牡丹、桃が織り込まれています。

これらの植物は明、清朝時代の文人が自己の姿を投影し心情を託した歳寒三友(松竹梅)、
四君子(蘭竹梅菊)の中の吉祥の植物と柘榴や霊芝は繁栄をもたらす文様として親しまれた吉祥文様です。

クラシカルチャイニーズラグの特徴は画法でいうと没骨画のように輪郭線を描かない表現のため、
隣り合う色の境界がにじんだようになり水墨画のような味わいがあります。
ご紹介の一点はそのにじみの特徴がよく出ており、使い込むことによって糸自体の撚りが開き、より柔らかな表情に変化していきます。

槐(エンジュ)で薄く染めた優しいアイボリーの地色と、藍の三色(スリーブルー)のきりりとした意思の強さが同居した、凛とした佇まいです。

現在、MUNI南青山本店にてご覧いただけます。
(MUNI南青山本店)
 TEL 03-5414-1362  Mail gallery@muni.co.jp


*****作品詳細*******
 Design No. 075B
Size 55x75cm
 Price 225,500円(税込価格)
****************

 
<イベント詳細>
Complete Your Entrance -MUNIの玄関敷き-
会期:2023年7月6日(木)~7月17日(月・祝) 
MUNI南青山本店
営業時間 11~18時 定休日 7月11日(火)
MUNI倉敷本社店
営業時間 10~18時 定休日 7月11日(火)、12日(水)


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ご納品事例 Life with MUNI “つぶらな瞳と、お玄関に吹く凛とした風”

2023年7月12日

お客様から素敵なおたよりをいただきました。
引越を機に玄関敷きをお探しでいらした、M様からです。
以下、お客様からのメールを一部抜粋してご紹介いたします。

「…お陰様で我が家のお玄関に凛として美しい風が吹くようになりました。
今朝、写真をとろうとしたら早速愛犬が絨毯に座っていました。添付するのでよろしければ見てやってください…。」

添付されていた写真を開いて、思わず「まあ!」と歓声をあげました。
つぶらな瞳のシュナウザーのノヴァくんが、ホワイト地の草龍文様のラグの上にちょこんと座って、こちらを見ています。
MUNIのカーペットの上でペットちゃんがくつろぐ写真を拝見する機会はよくあるのですが、
お澄まし顔があまりに可愛らしく、キュンとしてしまいました。

お玄関全体に目を向けてみますと、ホワイトの空間をモダンな濃藍の龍の文様がきりっと引き締めており、
後ろに飾られているおじい様が書かれた書ともとても素敵な響あいとなっています。
モダンな雰囲気の中に、ご家族のルーツも感じられる素敵なコーディネイト。
これからM様のお宅の玄関を、朗らかな顔をした龍のカーペットが見守っていくことを願っております。
その素敵な時間の積み重ねを思い、胸が温かくなりました。

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ご納品事例 Life with MUNI

2023年7月9日

この度、ご家族様のご紹介でMUNI倉敷本社店へとお越しくださり、ご自宅のお玄関へ草龍文様のカーペットをお選びくださったH様。

豊富な玄関敷きのラインナップから、「濃紺で空間が引き締まる」「余白のバランスが綺麗で、玄関がスッキリ見える」という点をお気に召していただき、吸い込まれそうな深い天然藍の地色に大黄の草龍文様が目を惹く1枚をお迎えいただきました。

モダンな内装に焼物や日本画などの絶妙な和のスパイスが利いたH様の豊かな感性溢れる素敵なお玄関とMUNI CARPETSとが見事に調和し、まるで以前からこちらに敷いていたのではないかと思うほどしっくりと馴染んでおります。 H様のかけがえのない日々に、邪気を払う龍の文様がより良い気を運び込みますよう心より願っております。

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スタッフよりカーペットのご紹介②

2023年7月7日

昨日よりMUNI南青山本店・倉敷本社店で始まりました、“MUNIの玄関敷き”フェア。

第二弾となるこの度の作品紹介は「萬字文辺梅花四藍氈」の名前を持つDesign No.005 Size 91x152cmです。

古来より「歳寒三友(松・竹・梅)」の一つとして親しまれ、〈高い精神性〉を意味する梅の花。

フィールドをいっぱいに埋める梅花の小紋はとても可憐であり、
また天然藍で染め上げた深い藍濃淡のお色が大変魅力的なデザインです。

プレミアムウールを手で紡いだパイル糸を使用し、化学染料を一切使用せず
天然の草木染めで染め上げ、またすべての工程を熟練の職人が伝統的な手仕事で丁寧に制作する
MUNIのカーペット。
時代に逆行した制作法ですが、そうすることによってはじめて作品一点一点にまたとない個性と表情が宿ります。

こちらの一枚は手紡ぎ糸・手染めならではの色の濃淡が全体に表れ、ビンテージライクな仕上がり具合が大変美しい一枚です。
くっきりし過ぎず柔らかめに仕上がった文様は、時間帯・見る角度・照明の種類や当たり方によって様々な雰囲気を演出し、お玄関に花を添えるでしょう。

*****作品詳細*****

 Design No. 005 Size 91x152cm
 PRICE 682,000円(税込価格)

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 詳細は、MUNI倉敷本社店までお尋ねください。
 TEL (086)426-6226
 Mail mail@muni.co.jp

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スタッフよりカーペットのご紹介①

2023年7月6日

本日よりMUNI南青山本店・倉敷本社店で始まりました、“MUNIの玄関敷き”フェア。
スタッフよりお勧めの作品をご紹介いたします。

第一弾はMUNI代表作の蓮団花文氈(はすだんかもんせん)シリーズより、Design No.009E Size 61x91cmです。

優美なラインで簡略に描かれた、蓮の花の丸文様。
同シリーズには様々なカラーバリエーションがありますが、
いずれの配色も、構成するのは2色のみという削ぎ落されたシンプルさ。
連続する丸文のリズムが視覚的に心地よく、
空間にモダンなアクセントとして活きてくるのがご支持を頂いている理由かもしれません。

本日の一枚は特に、独特の苦みを帯びたやわらかなブルーが特徴的。
MUNIでは“アッシュブルー”と表現しますが、この色は、天然藍に橡(つるばみ)を重ね染めしたもの。
穏やかな池の水面を思わせるような、優しい色です。
そこから咲き誇るように、赤みを帯びたブラウンの蓮の花々が描かれています。
一枚目の写真のように白っぽい色調の玄関に設えると、配色のみずみずしさが一層引き立ちますね!

本格的な夏を迎えるちょうどこれからが、蓮の花のシーズン。
暑い季節に目からも清涼感を感じられる一枚、とてもお勧めです。


*****作品詳細*****

Design No.009E Size 61x91cm
PRICE 253,000円(税込価格)

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詳細は、MUNI南青山本店までお尋ねください。
TEL (03)5414-1362
Mail gallery@muni.co.jp

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Design No.009シリーズよりNew Colorのご紹介

2023年7月3日

本日は、MUNIの代表作・蓮団花文氈(はすだんかもんせん) Design No.009シリーズより、
待ちに待った新色のご紹介です!
これまで多くの方にご要望いただいていた、ホワイトを地色に使った配色【Design No.009K】がついに登場しました。

写真のラグはSize 55x75cm

漂白していない天然そのままのピュアなナチュラルホワイトウール地に、
天然の藍で染め上げた鉄紺色の蓮花文様がきりっと引き締まった雰囲気で映えています。
光りの当たり方によって文様の色が黒っぽく見えたり
またはブルーが強く見えたりなど、微妙なニュアンスの変化も魅力的です。

今回入荷してきましたのは、スモールサイズ3種類。
 Size 55x75cm  183,700円
 Size 61x91cm  250,800円
 Size 61x122cm 335,500円(※すべて税込価格)


たとえばホワイトキューブのような空間に置いて、鉄紺の蓮文様を鮮やかに浮かび上がらせたり。
反対にブラックやグレーなどのダークカラーの床とホワイト地のラグを合わせてコントラストをきかせ、
スタイリッシュな雰囲気を演出してみるのはいかがでしょうか?

是非、実物をご覧にMUNI CARPETSまでお越しください!
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<お問合せ先>
MUNI南青山本店
℡ :(03)5414-1362 mail: gallery@muni.co.jp

または

MUNI倉敷本社店
℡ :(086)426-6226 mail: mail@muni.co.jp

まで

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My First MUNIとの出会いについて

2023年7月2日

南青山本店スタッフです。

来週からの玄関敷きフェアのスタートにあたり、
わたくし自身のファーストMUNIとの出会いについて、思い起こしてみました。

最初にMUNIを知ったのは20年前。
清野恵里子さんの『きもの熱』にて。
品川恭子さん作の着物をお召しになった京都・和久傳の若女将(現・女将)の桑村祐子さんが、和室に設えたMUNI CARPETSに柔らかに佇む写真は息をのむほど美しく、この店に行ってみたい!と思ったのがきっかけでした。

オリエンタルテイストが好きだったわたくしは、龍のモチーフに惹かれ、敷く場所も決めないままに、
余白が美しい龍モチーフの玄関敷きをファーストMUNIとして迎えました。

が、当時、社宅住まいであったため、
「新居に引っ越した暁に」
と、まだ見ぬ新居を夢見て、後生大事にとっていたのでした。

実際に使い始めたのは、“しばらく”ののち。
ようやく巡り合った新居の玄関です。
長らくの冬眠(笑)を経て敷けたことが嬉しく、
出かけるとき、
帰宅したとき、
目に入るチャーミングな龍の姿に、ニンマリしたことを思い出します。

そしてその後・・・・
ご縁を頂き、現在はMUNIスタッフとして、
龍と一緒に働いております♪

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Complete Your Entrance -MUNIの玄関敷き-

7月6日(木)から17日(月・祝)まで、
MUNI南青山本店、倉敷本社店にて開催いたします。

デザイン・サイズ・カラー含め200種類以上の豊富なラインナップの中から、
皆さまも是非、ご自宅の顔となる唯一無二の玄関敷きと出逢ってください。

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news letter vol.44 : 居心地がいいということ

2023年7月1日


MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。
過去のアーカイブはこちらから


 先日、『Casa BRUTUS』特別編集「NEW STANDARD 居心地のいい家具。」にMUNI CARPETSを取り上げていただきました。中目黒のデザインギャラリーLICHT(リヒト)の須磨光央さんによる巻頭特集にて、”信頼できる目利きたち”が選んだ数々の名品家具とともにご紹介頂いています。

 “居心地のいい…家具”?と首をかしげるキャッチコピーでしたが、それがかえって、改めてMUNIのカーペットについて考える示唆を頂きました。

“舒服(Shūfú)” 的絨毯

 “居心地のいい家具”というフレーズに触れて思い出したことがあります。
1987年、MUNI CARPETSオーナーの楠戸は、初めて訪れた香港でアンティーク・チャイニーズラグと出逢い、その美しい文様と、時を経て深まり成熟した藍の色に強く引き込まれます。MUNI CARPETS誕生のきっかけとなった出来事です。

藍色のカーペットに魅入る楠戸に向かって、店主の男性は「看得很舒服」と言ったそうです。
“この絨毯を見てると心地いいよね” というような意味合いです。

“舒服(Shūfú)”というのは、気持ちや体調・身体、モノなど幅広いものについて“心地よい”という意味を表す中国語です。

1987年に楠戸が出逢ったアンティーク・チャイニーズ・ラグ

視覚からくる心地よさ

 日本では、“心地よさ”と言った場合、一般的に風合いや触り心地、使用感についてのことばという印象があるように思いますが、今回の『Casa BRUTUS』のことばにより、視覚からくる心地よさというものを再認識することが出来ました。

美しいな、素敵だな、と感じることの中には、本能的に心地よいということも含んでいるのではないでしょうか。

MUNI CARPETS Design No.009D

Therapy Carpet(セラピー・カーペット

 もうひとつ、カーペットの視覚的心地よさについてのエピソードをご紹介します。 

皆さま、セラピー(Therapy)という言葉をお聞きになったことがあるかと思います。セラピー(Therapy)=治療の意味ですが、薬や手術などによらない心理療法や物理療法を指し、香りを嗅ぐことによりリラックス効果を促す「Aroma Therapy」などは、代表的なことばでしょう。そのほか、動物に触れることによる「Animal Therapy」や、音楽を聴くことによる「Music Therapy」などもあります。  2005年にドイツのケルンでクラシカル・チャイニーズ・ラグの展覧会が開催された際、楠戸は、ロシア・サンクトペテルブルクのクンストカメラ博物館の学芸員の方の講演会に参加しました。そこで、「クラシカル・チャイニーズ・ラグはセラピー・カーペット(Therapy Carpets)だと思います」というフレーズを耳にしました。それは、「クラシカル・チャイニーズ・ラグの、他には類を見ない配色とデザインは、心に安らぎをもたらす効果がある」という内容のものでした。

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 普段は特に意識をしていませんでしたが、そのようなクラシカル・チャイニーズ・ラグを継承した上で、天然藍を中心に植物染料で染めたべーシックカラーを色数少なく配色し、シンプルにデザインしたMUNIのカーペットは、「静の美」、「動の美」とある中で、「静の美」にあたり、心が安らぐ、心地良い、という感覚を抱いていただけるのではないでしょうか。皆さまも是非、「居心地のいい家具」という視点で、一度MUNIのカーペットをご覧になってみてください。

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