【カーペットのご紹介】新しい門出へ…爽やかなMUNIブルーのエントランスラグ
2022年3月20日
三寒四温の季節
MUNI南青山本店近くの青山霊園の桜の木は既に蕾が膨らみ、もうすぐ開花しそうです。
時期的に、お引越しを控えられているかたも多いのではないでしょうか?
今日は、そんな節目のシーズンにふさわしい、
明るいMUNIブルーのスモールカーペットをご紹介致します。
ライトブルーの濃淡で描かれた、マオターシュエ(猫踏雪:雪の上についた猫の足跡)
フィールドのぷっくりした花模様を猫の足跡に見立てた、とても愛らしく楽しい気持ちになれるデザインです。
大きさは61x122cm、すっきりした縦長サイズ。
明るいオークや明色の大理石の床などに敷くと、清涼感溢れる爽やかな雰囲気に。
反対に、ウォルナットなどの濃い茶色の床などに敷くと、
水色の透明感が際立ち、落ち着いた優しいイメージになります。
お家を出る時、または帰る時に、
こんな優しいカーペットが玄関にあれば 一日がもっと素敵に過ごせそうですね!
MUNI南青山本店ではこの他にも、暮らしがより快適で楽しくなるようなデザインを豊富にご用意しております。
今後も続々入荷予定です!
青山霊園のお花見がてら、是非お気軽にご覧にお越しください。
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■商品詳細■
Size 61x122cm
Design No.047B
PRICE 286,000円(税込価格)
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お問合せ先>MUNI南青山本店
℡03-5414-1362 mail gallery@muni.co.jp
(※在庫は変動する可能性がございます。詳細はお問い合わせ下さいませ。)
news letter vol.28 : 幸福の使い こうもり
2022年3月2日
MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。
過去のアーカイブはこちらから
先日来店された7歳のお客様が、「あっ、バットマンがいるっ!」と仰いました。
そうなんです、MUNIには、正義の味方ならぬ幸福の使いである、こうもり(バット/bat)モチーフのラグがいくつかあります。
今回は、日本でも企業のロゴマークや家紋などに使われている吉祥紋である「こうもり文様」についてのお話です。
個人的には、都会での日常生活のなかであまり見かけない気がするのですが、こうもりは南極大陸以外の全大陸と海洋島に分布し、世界中で約1000種が棲息しているそうです。
世界各地での「こうもり文様」をご紹介していきましょう。
まず最初はこちらから。カリブ海に浮かぶ国キューバでは、こうもりが健康、富、家族の団結などをもたらすと古くから信じられており、同地で創業した世界的ラム酒メーカー「バカルディ社」のロゴマークに、こうもりが採用されています。
創業者の奥様が、ラムの原料、サトウキビの香りに引き寄せられて蒸留所に棲みついていたフルーツこうもりを発見。幸福や健康の象徴であったこうもりが、バカルディ・ラムの“顔”にふさわしいと採用したのだそうです。
そして中国では、中国語で「こうもり(蝙蝠)」 (biānfú) の音が「福が偏り来る」を意味する「偏福」 (biānfú) に通じるため、幸運を運んでくる動物として愛されてきました。100年以上生きたネズミがこうもりになるという伝説もあり、長寿のシンボルでもあります。とりわけ、赤(紅)い蝙蝠は、「紅」と「洪」の音が同じことから、洪れる(あふれる)ほどの幸福=「洪福」(hóngfú)を意味し、磁器などの図柄によく見られます。
日本でも、西洋よりも中国の影響を強く受けていた明治中期ごろまでは、縁起の良い動物として企業のロゴマークや家紋などに使われていました。川辺や橋の下などに住んでいるため「川守」と呼ばれることもあったようです。 中国と交易が盛んだった長崎発祥の老舗カステラ店福砂屋さんのロゴマークにもなっていますね。こちらをご覧になった方は多いと思います。
また、日本石油(現ENEOS)さんは、1888年(明治21年)の創業時、創立記念式典の会場内に一羽の蝙蝠(こうもり)が舞い込んで来たことから、「日本」の文字を蝙蝠に模してデザインしたマークを商標とし、「蝙蝠印石油」の商品名で製品販売を行っていました。
これをご記憶の方は、、、かなりマニアックかも知れません。
様々に取り入れられているこうもり文様をご紹介いたしましたが、ご覧になったことのあるものはありましたか?
こうもりは夜行性なので、気が付かないだけで、、実は身近にいるのかもしれませんね。
折しも、3月11日にバットマンの新しい映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が公開されるそうです。
映画や映画の宣伝をご覧になったときにMUNIのラグに遊ぶ蝙蝠たちをちらりと思い出して頂けたら嬉しいです。
また、ご自身の家紋が「こうもり紋」の方や、身近な「こうもり文様」情報がございましたら、是非ともMUNI南青山店までお寄せください(笑)。お待ちしております!
■「文様のあれこれ」vol.1およびvol.2のアーカイブはこちらから。
Vol.1 https://muni.co.jp/blog/4220/
Vol.2 https://muni.co.jp/blog/5466/
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シミ取りワークショップのお知らせ_MUNI南青山本店
2022年2月23日
コーヒー、ワインなど ”何かこぼしてしまったらどうしたらよいですか?”
また、ペットの粗相のときは…?
ご購入前そしてお求めの後も、皆さまの最大のご心配事ですよね。
ご自宅で安心して快適なカーペットライフをお過ごしいただけるよう、
シミ取りの基本的なコツをわかりやすくお伝えいたします。
MUNIのカーペットをお使いの方も、
これからの購入をご検討の方もぜひお気軽にご参加ください。
また、皆様に安心してお越し頂けるように、少人数の完全予約制で、
店内の換気と感染予防対策を徹底した上でワークショップを行わせていただきます。
お申込み、心よりお待ちしております。
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***詳細***
Maintenance Workshop ~自分でお手入れできると安心!~
◆ 完全予約制(定員あり)
◆開催日時 2022年3月17日(木)20日(日)13:30~14:30
◆場所 MUNI南青山本店
107-0062 港区南青山4-1-15 ベルテ南青山102
◆お申込先>TEL:03-5414-1362 Mail:gallery@muni.co.jp
ご納品事例 Life with MUNI
2022年2月20日
ご自身の確固としたまなざしで、ヴィンテージの北欧家具や芸術品の蒐集をされているT様。
数年前にご覧いただいていた濃藍地のカーペットを、今回ご縁あってお求め頂きました。
カーペットを合わせてくださったのは、フィン・ユールのNo.45イージーソファ。今や希少なローズウッドの曲木のラインが美しいのは言うまでもなく、
座面のネイビーとカーペットの藍色がつながることで、調和のとれた空間になっています。
身体へのフィット感が抜群だというお気に入りのソファの足下に、尚かつコレクションのひとつとして、MUNIを選んでいただけたこと、とても嬉しく光栄です。
所有して使ってみることから始まる、『モノ』との本質的な関わり。
その奥深さや醍醐味を、一連のやりとりで改めてT様から教えて頂いたように思います。
また、そうした想いでMUNIと向き合ってくださるお客様のお気持ちに能う対応をしていきたいと、想いを新たにしました。
T様、この度は誠にありがとうございました。
是非、MUNIのある暮らしをお愉しみいただけますよう願っております。
設えのアイデアのご紹介
2022年2月12日
MUNI南青山本店「売りませんDAY」のお知らせ
2022年2月11日
昨年秋、初めて開催しました「売りませんDAY」。
おかげさまで、インフォメーションをご覧くださった皆様に多数ご来店いただきました。
「面白いことをしていますね!」
「ずっと気になってて、実物が見れてよかった」
というお声をいただき、私たちスタッフとしてもうれしい限りです。
「行きたいけど購入を決めていないとなかなか来店しずらい」
そんな方にもお気軽にお店を愉しんで頂きたいという想いを込めて、
MUNI南青山本店では、「売りませんDay」を今年も開催いたします。
文字通りこの日は、商品をお売りしません!
もちろん、皆さまからお声がけ頂きましたら、喜んでなんなりとお応え致します。
「MUNIの空間を愉しみたい」
「ラグをちょっとだけ見てみたい」
「ラグの上で大の字に寝転がりたい」などなど大歓迎です!
皆さまのご来店をお待ちしています。
MUNI南青山本店 スタッフ
■日時:
2022年3月10日(木)、27(日)
11:00-18:00
■場所:MUNI南青山本店
港区南青山4-1-15 ベルテ南青山102
℡ (03)5414-1362
■ご予約不要、出入り自由
(混みあった場合には、制限させて頂くこともございます)
※状況により、変更がある場合もございます。その時は随時お知らせ致します。
news letter vol.27 : そこに住むひとを思わせる部屋
2022年2月2日
MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。
『AD Japan』という雑誌
お客様から、「オーナーの方は日本人なのにどうして中国のじゅうたんを自ら復活させようとしたの?もともと中国と深い関係があったの?」とご質問を受けることがあります。
答えは、「否」です。
倉敷の老舗呉服商の家に生まれたオーナーの楠戸は、むしろ中国やアジアに対してほとんど興味はなく、アメリカやヨーロッパの音楽やファッション、インテリアに傾倒していた若者だったのです。
そんな楠戸のバイブル的存在だったのは、『AD Japan(アーキテクチュラル・ダイジェスト・ジャパン)』という雑誌でした。1920年にアメリカで創刊された最も権威あるインテリア誌『ARCHITECTURAL DIGEST』(以下;『AD』)の日本版として、1983年から1985年のわずか2年間のみ福武書店(現・ベネッセコーポレーション)から出版されていた、今となっては幻の雑誌です。
この雑誌は、作家フランソワーズ・サガンやデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァー二、俳優のシルベスター・スタローン、画家のデビッド・ホックニーなど各界セレブリティの邸宅の美しいインテリアを紹介した本誌記事の翻訳を主体に、日本版ならではの日本の著名人の邸宅紹介、そして白洲正子氏、朝吹登水子氏、松山 猛氏、金子國義氏、中村紘子氏などなど超豪華メンバーによるコラムで構成されていました。
そしてインテリアの紹介は、アメリカ版を踏襲した形式で、あくまでもその家の主人にフォーカスし、人生のストーリーとともに、インテリアにどう反映されているか、どういう想いで部屋創りをしているかというところにポイントを置いています。
楠戸は、「その人生が創り出した、その人自身の表れたインテリア」 がインテリアの神髄であることを、『AD』が教えてくれた、と言います。そして、楠戸がアンティーク・チャイニーズ・ラグを最初に知ったのは、実はこの『AD』だったのです。
カーペットという「もの」としてではなく、手織り絨毯を床に敷く意味、つまり「床で贅沢をする」ということ、そしてその家の主の人生とともに洗練されたインテリアを生むクラシカル・チャイニーズ・ラグが、それは美しく素敵に映りました。
あくまでも主役は「ひと」であり、そこには、西洋のモダンスタイルと、東洋の伝統美が融合したインテリアのお手本がたくさんありました。
もし、『AD』との出逢いより前に中国の故宮博物院で目にしたとしたら、楠戸がクラシカル・チャイニーズ・ラグに関心を持つことはなかったかもしれません。
『AD』に魅了されていた2年間があったからこそ、初めて訪れた香港で、楠戸は長年の憧れであったアンティーク・チャイニーズ・ラグと出逢うことができ、”クラシカル・チャイニーズ・ラグ”と呼ばれる、明朝末期から清朝初期に宮廷に献上された幻の絨毯の存在を知ることにつながります。
MUNIという社名
スタッフが名刺をお渡しすると、私共の社名、”有限会社 無二” をご覧になって皆さま驚かれます。
これは“唯一無二”という言葉から、35年前に楠戸が名付けたものです。
「もっとも美しい生活空間」それは、インテリアのためのインテリアではなく、生活に潤いを与え、人生を豊かにするための空間。
「そこに住む人、その人生が創り出した」 ものがインテリアだとすれば、世の中には、全く同じインテリアは存在し得ません。
主(あるじ)が居なくても、その空間を見ただけでそこに住むひとを思わせる部屋。
それは、そのひとが歩んできた軌跡をあらわす空間かも知れませんし、「空間がひとを作る」ということばがあるように、もしかすると「こうありたい」という主の想いを投影した空間かもしれません。いずれにしても、他の誰とも違う空間に違いありません。
旅先や家族との思い出にまつわるものなど、そのときどきの思い入れあるものを選び、長く使っていくことで、そのひとならでは「唯一無二」の、豊かなものになっていくのです。
何千年という歴史と上質なクオリティに裏打ちされ、時間とともに美しい艶と風合いを増していくMUNI CARPETSが、あなたの人生に寄り添い、あなたのインテリアのストーリーを一緒に紡ぐことができれば大変光栄です。
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【ご予約優先のご案内】 MUNI南青山本店、 MUNI倉敷店
2022年1月30日
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、MUNI南青山本店、MUNI倉敷店ではお客様に安心、安全にご来店頂く為、
下記のように新型コロナウィルス対策を実施させて頂いております。
何卒ご理解ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
(1)3密の回避に向けて
予めご予約頂いたお客様を優先的にご案内させて頂きます。
ご予約無しでのご来店は店内の状況によりお待ち頂く場合ございます。
ご来店日時を予めご予約頂けますとスムーズにご案内させて頂けます。
下記よりご予約承っております。
MUNI CARPETS 南青山本店
Tel : 03-5414-1362 Mail : gallery@muni.co.jp
営業時間 11時〜18時 定休日:毎週火曜
MUNI CARPETS 倉敷店
Tel : 086-426-6226 Mail : mail@muni.co.jp
営業時間 10時~18時 定休日:毎週火,水曜
(2)ウィルス感染防止対策
・換気の徹底(常に外気が通り抜ける状態を保つ)
・スタッフの検温・消毒用エタノールによる手指殺菌・マスク着用・手洗いの徹底
・体調が悪いスタッフは必ず自宅待機させます。
・お客様への検温、及び消毒用エタノールによる手指殺菌とマスク着用のお願い
・お客様とスタッフとのソーシャルディスタンスの徹底
・スタッフ同士のソーシャルディスタンスの徹底
・毎朝の掃除のほか、手に触れる場所の定期的、及び必要時における除菌の徹底
MUNI CARPETS
シミ取りワークショップ開催のお知らせ _MUNI南青山本店より
2022年1月9日
昨年ご好評いただきました、「シミ取りワークショップ」。
今年からは、MUNI南青山本店で毎月開催致します。
今月のワークショップは、1月22日(土)23日(日)です。
ご自宅で安心して快適なカーペットライフをお過ごしいただけるよう、
シミ取りの基本的なコツをわかりやすくお伝えいたします。
MUNIのカーペットをお使いの方も、これからの購入をご検討の方もぜひお気軽にご参加ください。
また、皆様に安心してお越し頂けるように、少人数の完全予約制で、
店内の換気と感染予防対策を徹底した上でワークショップを行わせていただきます。
お申込み、心よりお待ちしております。
***詳細***
Maintenance Workshop ~自分でお手入れできると安心!~
◆ 完全予約制(定員あり)
◆開催日時 1月22日(土)23日(日)13:30~14:30
◆場所 MUNI南青山本店
107-0062 港区南青山4-1-15 ベルテ南青山102
◆お申込先>TEL:03-5414-1362 Mail:gallery@muni.co.jp
news letter vol.26 : 2021年のご挨拶に替えて
2021年12月29日
私、楠戸 謙ニが、一度は滅びたクラシカル・チャイニーズ・ラグの復興プロジェクトをスタートさせたのが1989年。
以来32年、私共MUNI CARPETSは、ディレクションから糸作り・染め・織り・仕上げまでを全て自社で行い、世界で唯一クラシカル・チャイニーズ・ラグを継承しています。この厳しいコロナ禍の状況においても工房を維持し、クラシカル・チャイニーズ・ラグの伝統を守り続けてこられたのもお客様お一人一人のご愛顧があってこそと心より感謝申し上げます。
“工房を運営することは 一人ひとりの職人の心を育ててゆくこと。”
MUNI CARPETSのロゴに冠しているZhang & Kenjiに示す工房運営の責任者であるパートナー Bill Zhang(ビル・チャン)は、クラシカル・チャイニーズ・ラグの世界的価値、それを継承することの意義、そして彼らの仕事がいかに誇るべきものであるかを職人達に伝え続けています。
写真右下:Bill Zhang
「日本と中国、二つの国の二人の個人として、
責任を持ってこのプロジェクトを進めようと決めました。
なぜなら、私たちは絨毯という伝統文化の重要性を他の誰よりも知っているからです。
伝統とは単なる職人の技術だけではありません。
先人の精神性をも汲み取り、受け継いでゆくこと。それが伝統を守ることだと思います。
21世紀の今だからこそ、伝統を守り続けてゆく。それが私の夢なのです。」
By Bill Zhang
かけがえのない支え
私共MUNIは、こうした伝統文化の素晴らしさを、現代生活の中で欠くことのできない「心の豊かさ」としてMUNI CARPETSで表現することによって、「作り手と皆さまを繋ぐ」ことが私共の使命と考えています。
その意味において、皆さまにお求め頂き、日常のなかで御愛用頂くことがそのまま、クラシカル・チャイニーズ・ラグの貴重な歴史を次の世代へ受け継いでいくかけがえのない支えとなります。この世界的な文化芸術の継承に参画して下さることに、改めまして心からの敬意と感謝を申し上げます。
2022年も、MUNI CARPETSを通してクラシカル・チャイニーズ・ラグの伝統文化の魅力を発信することで、作り手と、皆さまを繋ぐ役割を果たしてまいります。
今年も残すところわずかとなってまいりました。
皆さまどうぞ、穏やかで暖かな年末年始をお過ごしください。
皆さまと、皆さまの大切な方々のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げております。
2021年12月29日
MUNI CARPETS
楠 戸 謙 二