MUNI CARPETS

MUNIのある暮らし

2021年8月14日

平素よりMUNI CARPETSをご愛用頂いている那覇市にお住いのY様。

この度メールとお電話でのご相談を承り、

デザインNo.057C(雲鶴文様のカーペット)をお求めいただきました。

その後Y様より大変素敵で有難いお写真とコメントをいただきましたので、

ご紹介させていただきます。

以下、Y様よりお送りいただきました実際の

お写真とコメントとなります。

写真1

私の朝は、ベッドサイドの草龍文のラグから始まります(写真1)。

そっと素足を乗せると、柔らかでさらりとした感触が目覚めにいざなってくれます。

写真2

横を向けば姿見があるので、そこは着替えのスポットにもなります(写真2)。

写真3

鹿のクッションは額縁に入った絵画のようです(写真3)。

でも絵画と違って、手で触れられるところが更なる魅力です。 神の使いである鹿が吹き出す、幸運の文様をそっと撫でて、おすそ分けをもらってから出かけます。

写真4
写真5
写真6
写真7

そこに最近加わったのは、IMPERIALでありながらポップな鶴のラグ(写真4~7)。

大ぶりの文様が玄関をより広く見せ、家全体にまで品格を与えてくれました。

玄関の扉を開けるたびに、藍の香りもほんのり漂って鼻をくすぐります。

写真8
写真9
写真10
写真11

休日には家のあちこちに運んで、アートとしてコーディネートを楽しんでみました(写真8~11)。

お気に入りのシノワズリの家具とも相まって憧れのリュクスな空間に仕立ててくれます。

窓から降り注ぐ夏の日差しに文様がICY BLUEに浮き立って、瞳にも涼し気です。                     

                                  以上

MUNIを生活に取り入れて下さり、日々その感触を五感でお楽しみいただいているY様。

お送りいただいたお写真とコメントを読ませていただき

とても幸せな気持ちになりましたので、この度ご紹介させていただきました。

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ご納品事例 Life With MUNI

2021年8月9日

ご納品後、お客様宅のお写真を拝見するのは、私たちスタッフにとってとても嬉しい瞬間です。

先日お求めくださったH様は、
長らくMUNI計画を温めて下さっており、「リビングには藍系を」と決めていらしたそうです。

Instagramなどの画像を沢山集めてくださるなかで、“藍濃淡のラグと水色の博古文の色合わせ”が印象に残ったとのこと。
藍濃淡の蓮丸文と、博古文のスモールラグを店頭にいらして即断してくださいました。
思い描かれていた通りの色合わせが実現したようです。

お求め前のH様の最大の懸念事項は犬のメイちゃんのことでした。
ライバルがやって来たと思っていたずらするのではないかと(笑)。

そのご心配は杞憂に終わり、到着直後から、カーペットから全く離れてくれなくなったそうです!良かった!!


お客様とお話して感じるのは、長らくご検討くださった末にお求めくださるお客様が多いということ。
「ずっとずっと欲しいと思っていた」
というH様の言葉の重みを、身の引き締まる思いで受け止めさせて頂きました。


さらに嬉しかったのは。
ご一緒に来店されたお嬢様が、既に「私も将来欲しい」と言ってくださっているということ!
MUNIが入ったことでお部屋の様子が変わったこと。
MUNIが入ったことでお母様が幸せなお顔をされていること。
それは、お嬢様からしても嬉しい出来事であったのではないでしょうか。

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【南青山本店】8月8日(日)オリンピック閉会式に伴う交通規制について

2021年8月5日

8月8日(日)は、東京オリンピック閉会式開催に伴い、
オリンピックスタジアム周辺道路での交通規制が行われます。
MUNI南青山本店は通常通り営業しておりますが、ご来店の際には十分ご留意ください。

https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/transportation-notice/tra-ceremony

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リビングサイズのデザインの紹介

2021年8月4日

早いもので、8月が始まりました!

今年の夏は、居間でゆっくりオリンピック観戦をされている方も多いのではないでしょうか?
先月も「オリンピックをMUNIの上で観たくて…」と仰ってくださったお客様がいらっしゃいました。
私たちにとってはご褒美のような、とっても嬉しくなるコメントです。ありがとうございます。

さて本日は、リビングサイズのデザインのご紹介。
柔らかなベージュの地色に、可憐な花蝶文様の大判のカーペットが入荷致しました。
カーヴィーなメダリオンには不思議な求心力があり、動きのある花蝶文がいっそう豊かに、華やかに見えます。

Size 183x274cm Design No.076C
お問合せ先>MUNI南青山本店(TEL:03-5414-1362 Mail:gallery@muni.co.jp

例えば、ホワイトが基調のモダンインテリアに合わせると、意匠の華やかさが引き立ち素敵でしょう。傍にガラスのテーブルやスチールの脚の椅子など、硬質な素材感の家具があると、素材感の対比でウールの質感が強調され、リュクスで洗練された雰囲気が漂います。
ナチュラルなウォルナットが基調のミッドセンチュリースタイルのお部屋に置くと、細いラインで描かれた菊と蝶の繊細さが際立って、奥ゆかしく上品な印象になりそうです。

凝ったデザインだからこそ、置く場所によって様々な表情を見せてくれそうで、想像するだけでも楽しくなりますね。


お家時間を楽しくするカーペット。
足下に好きなデザインがあるだけで、何だか嬉しくなってしまったり…寝そべって寛ぐ時間も、充実感が違います。
厳しい暑さの夏だからこそ、お部屋の中を心地よくして、リラックスしてお過ごしください。

 

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news letter vol.21: カーペットにまつわるお話 ~世界で愛される装飾文様 “雷文”~

2021年8月1日

MUNIでは、月に1度から2度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。

 この文様は、【雷文】(らいもん)と呼ばれる文様であり、雷=稲妻を表しています。
単独ではなく、連続させてボーダー(縁取り)の装飾文様として用いられます。
古では恵みの雨を天に願ったことから、稲妻は雨をもたらし、万物への恵みをもたらすという意味が込められています。

ヨーロッパにおける雷文

 雷文は、中国はもとより、ギリシア、ローマの建築物や調度品などに多く取り入れられている普遍的なもので、
“Greek key(グリーク・キー)”または“Meander (メアンダー)”と呼ばれ、世界的に愛されている装飾文様です。
新石器時代にバルカン地方のドナウ川流域のトリポリエ文化・ディミニ文化において土器の装飾文様として始まり、
ギリシアの幾何学紋様として開花しました。

“Greek key”または“Meander” が意味するのは、雷の場合もあれば、基本方位(東西南北)や四季を表したり、
あるいは、友情・絆、永遠を表す場合もあります。
「萬字」文様と組み合わさっているもの(swastika meander pattern)も多く見られます。

パリの凱旋門にあしらわれた雷文
大理石の床、椅子やキャビネットの飾りなどなど
出典: 『THOMAS PHEASANT   SIMPLY SERENE』
ローマモザイクや、壺の図柄など、随所に見られます。
出典: 『THE MOSAICS OF JORDAN』
建物の装飾 (写真はHERMES東京・丸の内店)


日本における雷文

 1910年に日本で最初の中華そば(ラーメン)店がオープンしたときのこと。
当初は和食用のどんぶりを兼用していたらしいのですが、次第にラーメン人気が広がり、浅草・かっぱ橋にある九谷焼を扱う陶器卸専門店に「中華らしい器を作って欲しい」と依頼したところ、陶器店の店主が、試みで器の淵に【雷文】を施したのだそうです。すると、ラーメンの普及とともに、雷文を施したどんぶりも日本中に広まったと聞きました。
このことが発端となり、日本においては、「雷文=ラーメン」という図式がすっかり定着しているのですから、驚くべき影響力です。

 しかしながら、ラーメンの普及の遥か前、室町時代から、日本では家紋として雷文が使われていました。そのバリエーションは、48種にも及びます。家紋は日本が誇る素晴らしいデザイン文化ですね。その発想、完成度の高さ、そしてユーモアには目を見張るものがあります。

稲妻紋のバリエーション 出典: 『日本の家紋大全』


| クラシカルチャイニーズラグにおける雷文

 改めて、MUNIのカーペットにおける雷文を見てみましょう。
カーペットを引き締めるボーダー(縁取り)として、こちらにも、あちらにも、雷文。太いものあり、細いものもあり。
その全てに、豊穣への願いが込められています。



| 番外編

 先日、東京の浅草に行きましたら、橋の欄干に雷文があり、ついパチリと撮りました。有名な雷門(かみなりもん)の近くなので、その繋がりかも知れません。

吾妻橋の欄干

 街中で気にしながら見ていると、日本でも意外にたくさんの雷文を発見することが出来ます。
この夏、ゴロゴロゴロゴロ、、、と雷鳴が轟いたら、豊穣への祈りを込めた雷文を思い浮かべてください。
今回も、最後までお読み頂き、有難うございました。


■2021年2月1日号にて、「文様のあれこれ」vol.1の特集を組みました。
併せてご覧くださいませ。
https://muni.co.jp/blog/4220/


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【青山店】7/23(金)オリンピック開会式に伴う交通規制について

2021年7月22日

7月23日(金)は、東京オリンピック開会式開催に伴い、
オリンピックスタジアム周辺道路での交通規制が行われます。
MUNI南青山本店は通常通り営業しておりますが、ご来店の際には十分ご留意くださいませ。

https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/transportation-notice/tra-ceremony

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ご納品事例 Life With MUNI

2021年7月19日

梅雨明けの夏空の日、東京都内のお寺様へご納品に伺いました。
超高層ビルの谷間に佇むこのお寺は、山門をくぐった途端不思議なほどに涼やかな風が吹き抜けており、
数メートル向こうにある幹線道路とは明らかに体感温度が違いました。


この度は、玄関から本堂へと通じる廊下に合わせてサイズオーダーでのご注文を頂きました。
黒光りするほどに磨かれた床に明るい藍濃淡の蓮花のランナーカーペットを敷くことで、
重厚感はそのままに、その空間には瑞々しい若さが加わりました。

オーダーをお受けしたとき、歴史あるお寺様の空間にはやや明るすぎるのでは?
という一抹の懸念があったのですが、
ご納品の最中、たくさんの若いお坊さんたちがお忙しく行き来され、
その方々に、カーペットの明るい藍濃淡がとても良くお似合いだったのです。

お客様は、日常最もよくこのカーペットの上を通るであろう若いお坊さんたちのお顔を想い浮かべながら
この色を選ばれたのだろうと合点しました。


東京ではちょうど、ご先祖様をお迎えするお盆の期間。
オーダーをお受けした1年前も、今回のご納品の際も、
カーペットのモチーフである「蓮」が真っ盛りの季節であったことを嬉しく思いました。
気持ちよく整えられた境内にも良い「気」が満ち溢れており、
個人的にもまた訪れてみたいオアシスのようなお寺です。

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夏のフェアのご案内

2021年7月18日

 MUNI倉敷店および南青山店では、7月15日(木)から7月31日(土)まで、
夏の特別プラン「36回分割無金利フェア」を開催いたします。
ご来店が難しい場合にも、メールやお電話でのご対応もさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。
詳細につきましては、各店舗へお問い合わせくださいますようお願い致します。

■なお、コロナ感染拡大防止対策と致しまして、店頭はお一組様ごとのご案内とさせていただきます。
ご来店の際は、各店舗への事前のご予約を頂けますとスムーズにご案内させて頂けます。
万一、お客様が重なった場合にはお待ち頂くこともございますので予めご了承くださいませ。

【倉敷店】 TEL 086-426-6226
  営業時間: 10:00~18:00
  フェア中休業日: 7/20日(火)、7/21日(水)、7/27日(火)、7/28日(水)

【南青山店】 TEL 03-5414-1362
  営業時間: 11:00~18:00
  フェア中休業日: 7/20日(火)、7/27日(火)

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news letter vol.20: カーペットにまつわる話 ~一枚のカーペットが出来るまで~

2021年7月1日

MUNIでは、月に1度から2度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。


 MUNI CARPETSは “モダン・シノワズリ” をコンセプトに、東洋の美の源流である中国の明朝末期から清朝初期に作られた最高峰の絨毯(クラシカル・チャイニーズ・ラグ)の製法と伝統美を蘇らせ、現代に合わせてアップデートしています。  
 そのなかでもとりわけ、伝統文化の継承と技術の向上を目的とし、図案、染色、織りの各分野で専門チームを組み、明代・清代の技術や意匠を調査研究し、試作にも長い時間をかけて限定作品として特別に制作しているのが、MUNIの「The Imperial Line」です。

 Imperial Line のDesign No.125「万歴龍」の制作を例に、一枚のカーペットが出来上がるまでを辿ります。
なかなか旅行が難しいご時世、想像の“ショートツアー”に皆さまをお連れしましょう!

【出逢い・インスピレーション】

 MUNI CARPETSのアートディレクションは、一枚一枚すべてオーナー・楠戸謙二が手がけます。
永年に亘り研究を重ねてきたクラシカル・チャイニーズ・ラグの美しさを熟知した上で、楠戸自身の美意識のもと、”クラシック”の中から”モダン”を抽出し「時空を超えた新しさ」をコンセプトとしてディレクションを行っています。  

明朝末期から清朝初期のクラシカル・チャイニーズ・ラグの文様を忠実に再現していくにあたり、そのインスピレーションの源は、書籍のなかのモノクロ写真のこともあれば、現存する実物から得ることもあります。 
今回例に挙げるDesign No.125 「万歴龍」の場合は後者、実際に北京の紫禁城で使われていた実物でした。

2009年 紫禁城にて Bill Zhang撮影

 2009年楠戸は、北京の故宮博物院にて、かつて明の王宮を飾っていた巨大なカーペットを目にする僥倖を得ました。それは、時を経てもなお色鮮やかで、いまにも動き出しそうな二匹の龍の文様。五つ爪の龍は、まぎれもなく皇帝が使っていた証です。 
この五つ爪の龍を、どうしても自らの手で蘇らせたいと強く思ったのです。

【考証】

 この龍のカーペットは果たしてどの年代に作られたものなのか?
時の権力者(皇帝)の好みによって柄行に特徴があるため、同じ年代に作られたであろうカーペットを検証することなどで、時代考証をしていきます。完全な形で残っていることは稀有なため、検証対象は残欠であることもあります。
 染料が褪せて判別できない場合には、この部分の文様は何かを探るため、歴史文献にあたらなくてはならないことはしばしばです。

どんな色の何が描かれていたのかが想定されたあとは、果たして何の染料をどのように使ったかの検証です。

北京故宮博物院 研究室にて
右から2番目:工房パートナーBill Zhang、右端:オーナー楠戸 謙二

【下絵】 

 全てのデザインは下絵師により実物大の下絵を方眼紙に手書きで制作します。巨大なオリジナルのサイズから、サイズ調整をし、実際床に置いた目線や様々な角度から確認しながら1年から3年の時間をかけ下絵を完成させます。このとき、使う色も書き込んでいきます。下の画像の中にある「973」「801」というのは色見本の番号です。

【染め、織り、仕上げ】 

 染め出したい色に向け、藍、蘇芳(すおう)、槐(えんじゅ)、梔子(くちなし)など古来用いられてきた植物染料のみを使い、手で紡いだプレミアムウールを染めます。
自然相手ですから、なかなか意図した色が出てくれません。

染めの次の工程は、織り。
MUNI CARPETSの織りは、2000年以上前から受け継がれてきた「手結び」による製法です。
経糸に対してひと結びずつ手結びで織り上げていく、気が遠くなるような作業です。
手結びによるカーペットは、欧米では「最高峰の製法」と言われており、現在でも、この技術を越える製法はありません。

 原寸大の図案と、色糸番号指定を細かく記した指示書が織りの職人に手渡され、職人は、指示書に忠実に織り上げていきます。
今回のカーペットのサイズ(183×274cm)の場合、織りだけでも1年近くを要しました。

 

 織り上がったカーペットを機(はた)から降ろしたら、何度も何度も洗い、表面を刃物で整えます。表面を滑らかにするのには一般的に化学薬品や電気器具が使われますが、MUNIでは、ウール本来の色としなやかな質感を損なわないよう、敢えて刃物だけで職人の指先の感覚で整えていきます。

  フリンジ(房)を整え、防虫のためのクヌギの樹液を施してようやく完成です。着想から丸4年超。明時代の宮廷の奥深くに眠っていた龍が、現代に活き活きと蘇る、感激の瞬間です。 多くの人の手と膨大な時間の結集により、MUNI CARPETSの制作が成り立っているのです。

現代に蘇った、明時代の「万歴龍」(183×274cm)


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新規お取扱店のお知らせ

2021年6月23日

5月19日(水)兵庫県・芦屋市にMUNI CARPETSをご覧いただけるお取り扱い店

“itten”イッテンがオープンしました。

イッテンは、愛おしくなるものに囲まれた趣味の部屋づくりを提案するお店です。

お客様とのヒヤリングを重ねて、その方自身の好みを描いた楽しい空間をお客様と

一緒に作りあげていきます。

 イッテンオーナー・光本敦子さんは、これまでにインテリア、エクステリアを

専門に数多くの住まいづくりを手がけてこられました。イッテンで取り扱う商品

は、光本さん自身が心ときめいた一点ものにこだわっています。美しい壁紙、タイ

ルなどの内装施工をはじめガラスアート、器など、組み合わせによってより輝くア

イテムが揃っています。

MUNIの常設コーナーでは、カーペットを広げて楽しめるスペースが設けられてい

ます。人気デザインがそろい、直営店と同じく靴を脱いで、感触を確かめながらゆっくりとご覧いただけます。

光本さんとの会話を楽しみながら、好みのアイテム探しをお楽しみください。

お近くへお越しの際はぜひともお立ち寄りください。

<itten-イッテン>

兵庫県芦屋市船戸町3-6 ヴァンテージ芦屋106

tel:0797-22-8588

http://www.ittena.com

JR芦屋駅から徒歩2分

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