フェアのご案内
2025年12月8日

2025年もあとわずかとなってまいりました。
新年に向けて家を掃除し、リネン類を取り替えたり、新しい衣類を準備したり。
これは日本独特の心持ちなのか、定かではありませんが、
心身ともに整えて新年を迎えたいという気持ちが少なからずあるように思います。
MUNIでは、
年内最後の、工房からの入荷がありました。
新年のご準備に向けて、皆さまにワクワクしたご気分を味わっていただきたく、
下記フェアを開催致します。
—ながらく欠品となっていた人気デザイン、
—マニア垂涎の逸品、
—数年かかって織りあがった珠玉の新作
などなど、工房から入荷したての品々を豊富にご用意します。
ご多忙の時期とは存じますが、是非、店舗へお運びくださいませ。
皆さまの笑顔を想像しながら、スタッフ一同ご来店をお待ちしております。
2025 WINTER
“JUST ARRIVED” FAIR
For The Coming New Year
会期: 2025年12月11日(木)~2026年1月19日(月)
場所: MUNI南青山本店、MUNI倉敷本社店
和空間の中のMUNI CARPETS
2025年12月6日
MUNIオーナーの楠戸は、昭和35年、倉敷の老舗呉服商に生まれ、幼少から着物や古い和建築に触れて育ちました。
そんなベースを持つ楠戸が生み出すMUNIのラグは、クラシカルチャイニーズラグを起源に持ちながらも、知らず知らずのうちに和の空間に溶け込みます。




年末年始スケジュールのご案内
2025年12月4日
平素より格別のお引き立てを賜り心より感謝申し上げます。
MUNI CARPETSでは、下記の期間を年末年始休業とさせて頂きます。
【MUNI南青山本店・倉敷本社店・FC広島店・法人営業部共通】
■年内最終営業日
2025年12月28日(日)(18時まで)
■休業期間
2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土)
※年始は、2026年1月4日(日)から通常営業致します。
休業期間中に頂きましたお問合せにつきましては、年明け4日以降順次ご対応させて頂きます。
皆様にはご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
【ONLINE STORE】
ONLINE STOREにつきましても同様に、年明け4日以降にご連絡及びご発送をさせて頂きますが、
ご注文は可能でございますので是非お楽しみくださいませ。
news letter vol.72: MUNIと共に穏やかなホリディシーズンを
2025年12月1日
MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。
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暑い暑いと言っていたのがついこの前のようですが、つかの間の秋を通り越し、首をすくめて歩くようになりました。いよいよ、2025年締めくくりの月です。
朝晩の気温差で体調を崩されたりしていないでしょうか。

華やかな気分と、年末に向けた慌しい気分が入り交じるこの季節。
お仕事や行事ごとが増える方も多いでしょう。
気忙しいこの季節だからこそ、せめてご自宅では、MUNIのカーペットと共に、穏やかな時間を過ごして頂きたいと思っています。
漢方薬にも使われる天然染料で染め上げたMUNIのカーペットは目に穏やかで、明代の文様は派手な華やかさとは一線を画す、静穏な波動をわたしたちに与えてくれます。
また、カシミアグレードのウールの柔らかさともっちりとした厚みは、深い安らぎとほのかな温かさをもらたしてくれます。
いつも以上に、ご自身の身体を労わりたいこの季節。
お部屋も心も穏やかに整え、暖かなホリディシーズンをお過ごしください。

カーペットのお手入れ
年末は、心だけでなく、お部屋も整えて新年を迎えたくなりますね。
日頃からお伝えしているカーペットお手入れ方法ではありますが、初めての方にも、復習の方にも、いまいちどお伝えをさせてください。
一年の汚れは、水拭きでさっぱりと
カーペットの表面を、お湯で固絞りしたタオルで拭きあげることで、お忙しいときでも短時間に、手軽に、さっぱりさせることが出来ます。床拭きをするようなイメージで拭いてください。

プラスアルファのお手入れ
日頃気になっていたけれども手をつけられなかった、あるいは、見ないことにしていた(笑)、ちょっとした汚れがありましたら、歯ブラシを使ったプラスアルファのお手入れをお薦めします。使い古しの歯ブラシで十分です。
[ご用意いただくもの: 歯ブラシ、お湯、清潔なタオル(またはキッチンペーパー)]

1、 熱めのお湯で濡らした歯ブラシで、汚れが気になる箇所の毛先の汚れを溶かすように軽くブラッシングします。
2、乾いたタオルかキッチンペーパーに浮き出た汚れを移し取ります。
日が経った汚れでも、ある程度落とすことが出来ますのでお試しください。
ペットのお粗相にも有効な方法ですので、覚えておいて頂けばいざというときに役立ちます。
コーヒーや紅茶など、液体をこぼされたときのお手入れについては、下記動画(約3分)をご参照ください。
ご自身で落とせない場合はプロへお任せください
ご自身でのお手入れでは取り切れない汚れや、10年以上お使い頂いて全体の汚れが気になる場合には、是非、プロの手にお任せ下さい。
カーペット専門の、永年MUNIのカーペットを熟知しているクリーニングマスターによる水洗いクリーニングを承っております。料金や、期間など、お気軽にお問合せ下さい。
(なお、年内ご納品に関しては、受付終了させて頂いております。年明けから受付を致しますのでご了承ください)
(クリーニングのお問合せ)
MUNI南青山本店/TEL:03-5414-1362 gallery@muni.co.jp
なお、
MUNI全店(南青山店、倉敷店、広島店)の年末年始の営業下記のとおりです。
年内:12/28(日)まで
年明け:1/4(日)から
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news letter vol.71: MUNIと台湾茶
2025年11月3日
MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。
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茶人の正月と呼ばれる11月となりました。
茶道の言葉(または禅語)に、「喫茶去(きっさこ)」ということばがあります。中国唐代の禅僧・趙州従諗(じょうしゅうじゅうしん)のことばですが、のちに『お茶を一服どうぞ』というさりげない一語として、そして“お茶を飲む”という日常の中に深い悟りがあるという意味にとらえられるようになりました。
今回のnews letterは『MUNIと台湾茶』。
MUNIオーナーの楠戸が、自身と台湾茶との切っても切れない関係を語ります。
MUNIと台湾茶

私は今から約40年前、東京での仕事を辞めて台湾に移り住みました。
バブル期の真っ只中、あくせく働いていた東京から台湾へ移った私が衝撃をうけたのが、“お茶”だったのです。今で言う台湾茶です。(当時はウーロン茶としか言われておらず、大陸との区別もありませんでした)
小さな茶壺(チャーフ)からままごとのような小さな茶杯にお茶を入れ、それを何杯も飲んで愉しむそのお茶の、今まで味わったことのない美味しさと、時の流れを忘れて愉しむ会話とが相まって非常に感銘を受けました。
ショッキングだったと言ってもいいかも知れません。
なぜなら40年前の台湾は今とはまるで異なり、バブルに浮かれる東京とは全く違う、タイムスリップしたかの様な街並みと暮らし、しかしなんという心の贅沢なのだろうと。
それを機に自分自身でもお茶の道具を買い求め、毎日お茶を愉しむようになりました。
そうするうちに、お茶に使う道具にも目が行き、毎週末には骨董屋で器や杯などの陶磁器を見るようになり、そこからやがて中国の美術品に惹かれるようになっていったのです。
つまり、現在MUNIがあるのは、このお茶がいざなってくれたと言えるのです。

コロナ禍で一時中断しておりましたが、MUNI青山店、倉敷店では、以前からお時間許すお客様には台湾高山茶をお出ししています。
小さな器に、注いでは飲み、飲んでは話し、また注ぎ。
台湾の人々の日常にあるお茶時間には、作法や形式を重んじる、いわゆる「お茶会」的なパフォーマンスはありませんし、必要ありません。
それでもお茶を介すると皆さま不思議とリラックスしていろいろなお話をしてくださり、あっという間に時間が流れます。
カーペットの話、お茶の話、器の話、ご自身のお話、、、と、何十年来のお客様でも、これまでと違う一面を拝見できる、不思議を感じます。

MUNI厳選 台湾高山茶の販売のご案内
店頭でお出ししていると、お客様から「このお茶買いたい」というご要望も多く、茶葉の店頭販売も始めました!
ひとくちに台湾茶といっても、多くの種類があり、特に標高1800m以上で栽培される高山茶は台湾でもなかなか入手が難しいため、MUNIでは、台湾のお茶好きの知人を介して台湾の茶園に直接買い付けに行き、厳選した茶葉を分けてもらっています。
台湾茶が初めての方にも、気軽にお試しいただけるよう、30g~ご用意しています。(数に限りがございます)


(ご参考価格:税込)
| 杉林峡(シャンリンシー) | 3,240円/30g | 4,860円/50g |
| 貴妃密香(みっこう) | 4,536円/30g | 6,480円/50g |
| 阿里山金萱(ジンシェン) | 2,916円/30g | 4,320円/50g |
| 梨山(リーシャン) | 3,888円/30g | 5,832円/50g |
【お問い合わせ】
MUNI南青山本店: 03-5414-1362 gallery@muni.co.jp
MUNI倉敷本社店: 086-426-6226 mail@muni.co.jp
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MUNIの誕生に密接に関わった台湾茶。
皆さまにも、MUNIの世界感とともに、ゆったりと立ち止まる時間を持つ、というこの上ない贅沢をお愉しみいただきたいと思っております。
是非、台湾茶を召し上がりに、お気軽にお出掛けください。
MUNI CARPETS
楠戸 謙二
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MUNIオリジナルTシャツ 倉敷店限定販売いたします。
2025年10月10日

MUNIのオリジナルTシャツ販売開始!
日頃の感謝の気持ちを込めて、MUNIのLINE公式アカウントをお友達追加してくださった方の中から抽選でこちらのTシャツをプレゼントさせていただきましたが、大変ご好評を頂き、この度倉敷店限定で販売することになりました。もうすっかり秋の気配ですが、インナーにも素敵に着ていただけます。
店頭にて、ぜひお手に取ってご覧くださいませ。
【通信販売について】
LINEより承っております。
ご希望の方は「Tシャツ購入希望」とメッセージをお送りください。
確認後、ご購入お申込みフォームをお送りいたします。
MUNIのLINE公式アカウントのお友達追加は、こちらからお願いいたします。
news letter vol.70: 追悼|ジョルジオ・アルマーニ氏への想い
2025年10月2日
MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
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追 悼
ジョルジオ・アルマーニ氏への想い
|私の背中を強く押してくれたアルマーニの邸宅
20代後半、香港で一枚のアンティークカーペットに出逢ったことがきっかけで明代クラシカル・チャイニーズ・ラグの世界を知った私は、その魅力にすっかり取りつかれ、一度失われた文化芸術をリバイブさせることに人生を捧げようと決め、邁進していました。
しかし、時代は1990年代。日本での、中国に対する様々なネガティブイメージや、中国の人々との仕事の中で起こるストレス等で精神的にも追い込まれていました。

そんなとき私は、『ELLEDECO』誌でジョルジオ・アルマーニ氏のミラノの自邸を目にします。
ジョルジオ・アルマーニ氏がインテリアデザイナーのピーター・マリノに依頼して創り上げた空間です。
それは、1930年代の最も洗練されたフランスのインテリアデザイナー、Jean Michael Frank(ジャン・ミッシェル・フランク)の家具とスタイルでした。
そして、そこには、なんとアンティークのチャイニーズ・ラグが燦然と輝いていました。
シンプルでモダンな西洋の家具と空間をベースに、東洋の優雅な伝統美が融合されたラグジュアリーな空間。
そしてなにより、当時既にファッション界の巨匠として世界的に有名であり、そのストイックなまでに研ぎ澄まされた美を追求するアルマーニ氏自身が、アルマーニデザインを象徴するミラノの自邸にチャイニーズ・ラグを取り入れていることは、私にとって、「この道を選択したことは間違えではなかったのだ」と思わせてくれました。

1980年代に改装されて以来40年以上、ミラノの自邸のカーペットが変わることはなく、アルマーニ氏が生涯愛し続けたことは、今でも私の大きな心の支えとなっています。
「理想の美学の延長線上たる住まい」を表現し続けた天才、ジョルジオ・アルマーニ氏に、深い感謝とともに、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。
MUNI CARPETS
楠戸 謙二

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ご納品事例 Life With MUNI ”色の重なりが織り成す空間”
2025年9月15日

数年前にアッシュブルーに蓮丸文のカーペットをリビングにお求めくださったI様。
この度ソファをサイズアップされ、張地も変わったことから、新たなカーペットをお求めくださいました。
これまでリビングに敷いていたカーペットは、軽やかなイームズチェアが象徴的なダイニングスペースへ。
隣り合ったスペースで仕切りは無いものの、
カーペットを敷き分けることで、視覚的、感覚的なゾーニング効果が生まれています。

I様のセンスに溢れ、心地よく整えられた空間は、
ニュートラルで優しい、でも甘すぎない色の重なりが、
得も言われぬ透明な空気感を紡ぎ出していました。
9月 祝日の営業について
2025年9月5日
平素よりMUNI CARPETSをご愛顧賜り、誠に有難うございます。
9月の祝日は、南青山本店・倉敷店ともに下記の通り営業いたします。
9月23日(火)秋分の日:通常営業
9月24日(水) :定休日
9月25日(木) :振替休業
皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。
news letter vol.69: MUNIアートディレクター楠戸 謙二のクリエイティブの源泉
2025年9月1日
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|古典のなかにこそ、モダンが潜んでいる

経年して落ち着いた色目となった明代の裂(きれ)地。
カーペットではありませんが、MUNIのアートディレクションのための貴重な資料として、MUNI代表・楠戸謙二が所蔵しているアンティークです。
明代の裂は日本では名物裂と呼ばれ、安土桃山~江戸時代の茶人たちの垂涎の的であり、芸術の極致でした。
こっくりとした茶の地色に、明代にしか使われていなかったグリーンが、白、藍、などの周りの色に品格ある雰囲気と透明感をまとわせており、むしろ新鮮ささえ感じさせてくれます。
今号では、MUNI CARPETSのアートディレクションを手掛ける楠戸が、新たなデザインや新色を生み出す“源泉”の一端を垣間見ていきたいと思います。
「古典の中にこそ、モダンが潜んでいる」という考えのもと、その魅力にフォーカスして抽出することで、新たな作品が生まれます。
明代の裂地から抽出したのは、地色の茶色とグリーンの色の取り合わせ。
そして誕生したのが、MUNI CARPETS LINE Design No.009DとNo.009E。
“アッシュブルー”と“テラコッタブラウン”のニュアンスある空気感と洗練されたモダンさが根強い人気を集める2色です。

Design No.009D, No.009E
|インスピレーションは街中でも
何か参考になるものを、と美術館に足を運んだりすることはありません。むしろ、インスピレーションは突然降ってきます。
下画像の唐草文様は、明代の伝統的な唐草であり、MUNI CARPETS LINE のDesign No.093シリーズとして既にいくつかの色でデザイン化していたものですが、“淡い水色地に藍色唐草”の取り合わせは、街中で“降って”きました。
六本木ヒルズでタクシーを降りたときに目に飛び込んできた、ショーウィンドウの中のイタリアンモードのドレスの色の取り合わせです。
その瞬間のインスピレーションから生まれたのがDesign No.093Gという色合いです。

|身の回りのもの全てがイメージソース
MUNI直営店の店内には様々な調度品を置いており、MUNIの世界感を醸し出すスパイスともなっています。
台湾で求めた茶器や南方の茶碗、宋代の沈没船から引き揚げられた海揚がりの小壺、磁州窯の丸い壺、緑釉の燭台、元(げん)の時代のベルトバックル・・・。
縁あって楠戸の元に集まってきたものたちです。
それらは、ただ漫然とオブジェとして置かれているだけでなく、楠戸が「好き」「美しい」と感じるそれらの色合い、風合い、家具のディティールに至るまで、全ては「カーペットを生み出すためのイメージソース」となっています。

明の時代のクラシカル・チャイニーズ・ラグに敬意を表し、楠戸自身の常にアップデートされたフィルターを通して文様を再構築しつつ、要素を抜き差ししたり、色合いやバランスなどに新たな息吹を吹き込んでリ・クリエイトするのが、楠戸のアートディレクションの姿勢。
「当時のものをそのまま再現すること」ではなく、「自分が美しいと思うものを作る」という、妥協を許さない美への追究へと繋がっています。

カーペットの下絵を自身が直接手掛ける楠戸だからこそ、生み出すカーペット一枚一枚の細部にわたり、こだわりと思い入れが詰まっています。
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