雑誌掲載のお知らせ(ミセス)
2020年12月7日
2020年12月7日発売
“ミセス2021年1月 新年特大号”
清野恵里子さんの連載「時のあわいに」にて、
品川恭子さんの着物をお召しの仙道敦子さんの足元に、MUNIの『明式蓮文氈』をお使い頂きました。
(P.34-35見開きページ)
『明式蓮文氈』は、かつてルイス・カムフォート・ティファニーが所有したことで「Tiffany Palace Carpet」と呼ばれた明時代のクラシカルチャイニーズラグの蓮花文様を、メトロポリタン美術館に所蔵されている同類の作品を参考に再現した作品です。
お着物の連載ページなのですが、お着物と同じくらいのボリュームでカーペットの魅力を描いてくださっています。
清野さんから新年号掲載のお話を頂いたとき、「もしかすると着物は品川恭子さんかな」と思っていました。
清野さんとは切っても切れないお付き合いであった友禅作家の品川恭子さんが、今年9月に突然他界されたからです。
迎えた撮影の事前打ち合わせ。
清野さんが愛おしそうにお広げになったのは、予想通り!品川恭子さんの友禅でした。
着物、帯に加えて帯揚げ、帯締めも持参され、数枚のカーペットとの相性をご覧になりました。
帯締めだけでも10本(10色)ほどお持ちになったのには、驚きました。
当初、ターコイズブルーの鮮やかな帯締めを想定されていたそうなのですが、
「うーんちょっと違うわね。。。あ、こっちがぴったりね!」と、
錆朱色の帯締めをかざしながらご満足げににっこりされたのが印象的でした。
その瞬間、カーペットを含めたすべてが心地よいハーモニーを奏で始めました。
そんなやりとりを経て完成した、新年の寿ぎを表現した、おごそかな華やかさ溢れるページ。
是非お手にとってご覧ください。
雑誌ミセスの節目の年の新年号に、品川さんの着物とともにMUNIを掲載させて頂いたご縁に感謝致します。
news letter vol.7 : 一年の締めくくりのお手入れ
2020年12月2日
2020年のカレンダーが最後の一枚となりました。ホリディシーズンの華やぎを愉しみつつ、年の瀬が迫る前に、お手入れの方法をご紹介致します。
カーペットの表面を水(お湯)拭きすることで、忙しいときでも手軽にさっぱりさせることが出来ます。
日頃気になっていたけれどなかなか手をつけられなかったちょっとした汚れを浄めれば、
気持ち良い新年を迎える準備は万端ですね。
また、一年の締めくくりのプラスアルファのお手入れとして、歯ブラシを使う方法もご紹介します。
ご用意いただくのは使い古しの歯ブラシで十分です。
1、熱めのお湯で濡らした歯ブラシで、汚れが気になる箇所の毛先の汚れを溶かすように軽くブラッシングします。
2、乾いたタオルかキッチンペーパーで、浮き出た汚れを移しとります。
ペットのお粗相にも有効ですので、覚えておいて頂けばいざというときに役立ちます。
お手入れのほかにも、クリーニングについてなど何かございましたらお気軽にお申し付けください。
【 MUNI BLUE 】
2020年11月30日
MUNI BLUE、藍から生まれる豊かな青の世界。
陽の光を浴びて鮮やかに華やかに映り、また、月の光のようでもあり、深い海の色の様だとも。
なぜ、「藍」は人々を魅了するのでしょう。
それは、暮らしの中で実用性にかなった染料であると共に、手にじかに触れることはできない自然の「青」への憧憬、空と海と大気の色、命の根源の色への憧れからかもしれません。
この不思議な藍による「青」は、紀元前3000年頃には古代エジプトに存在し、ローマを超え、やがてはシルクロードを渡り、奈良飛鳥時代には日本へと届きました。
「青は藍より出でて藍より青し」と筍子はその教えの喩えに使ったように、中国でも紀元前からすでに藍染めは暮らしの中にありました。
また「青」のもつ色の世界の美しさは、フェルメールや東山魁夷、ピカソ、シャガール、数々の芸術家たちを虜にしました。
私たちMUNIの手掛ける藍染めは、「ウールへの染めこみ」という技法を使うことで藍のもつ力の全てを引き出します。
そして、使い込む人と共に時を重ね、その色の深みを増す不思議を起こします。
そこに私たちは、MUNI BLUE が生み出す永遠の「青」を夢見るのかもしれないですね。
【エコテックスのご紹介】
MUNI CARPETS は、エコテックスClass 1 を取得しています。
MUNI BLUE を生み出す素材と製法は、その製品の人や環境への安全性を検査するスイスの国際機関、エコテックスによって、最高ランクの安全性 「 エコテックス・クラス1(生後3か月までの赤ちゃんの肌に直接触れても安全である基準)」 が保証されています。
日本の安全基準をはるかに超える、350種類以上の有害物質を対象とした検査によって、その品質の安全性と確かさが保証され、MUNI ではこの認証を、2010年より欠けることなく取得し続けています。
安心してお使い頂けるカーペットの心地よさを、是非お楽しみください。
【 幸せを運ぶクッション 】
2020年11月29日
この度、少しですがクッションが仕立て上がってまいりました。
今からの季節に向けて、ぴったりの可愛くカラフルなデザインです。
折角なので、クッションのお仕立てのことを少しだけご紹介いたしましょう。
MUNI CARPETS のクッションは、カーペット制作と同じようにお仕立てにもとても時間がかかります。
なにしろ、手仕事のみで制作しているMUNI のカーペットは、定規で線を引いた様な四角形に織り上げることは不可能なので、それに合わせるクッション用の布もそれぞれの形に合わせなければならないからです。
クッションのお仕立ては、その1枚1枚の個性あるカーペットに合わせて、それぞれ「ピッタリサイズ」の布を作るところから、始まります。
採寸し、布をカットし、端ミシンやファスナー付け、etc、、。
そして、そのカーペット専用の布が出来上がったら、今度はカーペットとの縫い合わせです。
分厚く目の詰まったカーペットと縫い合わせることは、ミシンでは、到底できません。
1針1針手縫いで、目に見えないくらいの細かい針運びで、かがり縫いをして縫い合わせていきます。
一見すると、どこに縫い目があるのか、まったくわかりません。
技術と勘と、それに力も必要です。
こうして、【 幸せを運ぶクッション 】は、職人の手仕事で丁寧に仕立て上げられて行きます。
こつこつと作るクッションは、仕立て上がるとすぐにお客様の元へと旅立っていきます。
大切な方へのプレゼントに。
頑張った自分へのプレゼントに。
A present for … .
贈り先は誰にしましょう、楽しいですね。
一番新しく仕立て上がったクッションを、ご紹介いたします。
あなたにも、お気に入りのクッションが見つかりますように。
news letter vol.6 : Spice of Life ~あなたの時間にときめきを~ ③
2020年11月15日
MUNIでは、毎月メールマガジンをお届けしています。
こちらでもその内容を紹介させていただきます。
アーカイブはこちらから
今回のお話は、お客様からよくご質問を頂く、L字型のリビングダイニングへの設えについてです。
「コーナーごとの四角のスペースから、カーペットやソファがはみ出るとおかしくないかしら?」というご不安ですが、実は広がりを一層感じることの出来る楽しい設えを作って行くことが出来ます。
2つの色味とサイズとのバリエーションで、ご紹介してみましょう。
空間は、窓からの陽ざしが明るく、お庭の緑も季節ごとに美しいリビングダイニングでの展開です。家具や建具の印象は、モダンな作りで少しシャープなつくりとなりますが、カーペットが入ることで、人の温もりを感じることが出来る、素敵な空間です。
カーペットを敷いてみる場所の設えは、こちらのイメージです。
L字型のリビングに、奥にはダイニングセット(その左手にキッチンのコーナーがあります)があり、手前はくつろぎのソファスペースとなります。リビングとダイニングで大体25畳ほどの広さとなります。
こういった空間の場合、どうしてもソファセット側を、ARTを飾ってある壁のラインの内側に収めてしまいたくなりがちですが、じつは、カーペットをベースにしたソファスペース全体が壁のラインの外側までくることで、空間に伸びやかさが生まれます。
では、ダイニングセット側のカーペットは同じものとし、ソファスペース側のカーペットのサイズと色味を変えながら、見てみましょう。
(さらに…)
納品事例 K様邸
2020年11月15日
納品日の数週間前にMUNI倉敷店へご来店されたK様。
ご自宅兼診療所のお玄関にカーペットをご検討下さっており、
お玄関のお写真をお見せいただき、様々なカーペットをお広げし、最終的に数本が最終候補として残りました。
そして候補のカーペットをご自宅兼診療所のお玄関へお持ちし、実際にお広げしご覧頂きました。
診療所のスタッフの方々も時々K様と一緒にカーペットをご覧になり、楽しそうに意見交換をされていたのがとても印象的でした。
また、大変可愛らしい複数の猫ちゃんが自由に行き来し、すごくアットホームで癒しのひと時でした。
最終的に濃い藍色のカーペットか、こちらのベージュのカーペットで悩まれましたが、
患者の方々に圧迫感を与えたくないということで、ベージュのカーペットをご決定頂きました。
患者の方々のことを最優先に物事をご決断されるK様のお人柄があってこそ、
このアットホームな雰囲気があるのだなと思いました。
こちらのカーペットのフィールド上には蓮花文様、唐草文様や菊花文様があしらわれており、繁栄や長寿、代々続くといった吉祥の意味がございます。
また、ボーダーには「龍々(ロンロン)」と呼ばれる抽象化された龍の文様と蓮・柘榴の文様があしらわれております。
神獣の中で最高位の存在である龍。
守り神として、また命を育み、恵みを与える存在として古来より人々に親しまれています。
様々な福をもたらす文様が散りばめられたこちらのカーペットがK様、そして患者の皆様方の心を日々癒してくれれば幸甚に存じます。
南青山本店 営業時間変更のお知らせ
2020年11月12日
平素よりMUNI CARPETSをご愛顧頂き、厚く御礼申し上げます。
新型ウィルス感染拡大防止のため、MUNI南青山本店の営業終了時間を17時までと短縮しておりましたが、
この度、従前通りの18時までと致しますのでお知らせいたします。
ウィルス対策に万全を期しまして、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
なお、ご来店が難しい場合には、お電話やメールでのご相談も承っておりますので、併せてご利用くださいませ。
(1) 南青山本店営業時間
11時〜18時 定休日: 毎週火曜
(2) 事前ご予約のお願い
3密の回避のため、お一組様ごとのご対応とさせて頂きます。
予めご予約頂いたお客様を優先的にご案内させて頂きます。
ご予約無しでのご来店はタイミングによってはお待ち頂く場合ございますので、
ご来店日時を予めご予約頂けますとスムーズにご案内させて頂けます。
何卒、事前のご来店予約をお願い申し上げます。
南青山本店Tel : 03-5414-1362
(3) ウィルス感染拡大防止対策
・ 換気の徹底(常に外気が通り抜ける状態を保つ)
・ スタッフの消毒用エタノールによる手指殺菌
・ マスク着用・手洗いの徹底
・ お客様への消毒用エタノールによる手指殺菌、検温とマスク着用のお願い
・ お客様とスタッフとのソーシャルディスタンスの徹底
・ スタッフ同士のソーシャルディスタンスの徹底
・ 毎朝の掃除のほか、手に触れる場所の定期的除菌の徹底
・ 体調が悪いスタッフは必ず自宅待機させます。
MUNI CARPETS 南青山本店
Tel : 03-5414-1362 Mail : gallery@muni.co.jp
営業時間 11時~18時 定休日:毎週火曜
MUNI CARPETS news letter配信始めました
2020年11月9日
MUNIではこの夏からニュースレターの配信を始めました。
【MUNI CARPETS news letter】は、MUNIのカーペット(ラグ)をより身近に、ご家族の一員のように感じていただけるような、カーペットにまつわる話・設えのアイデアなどを、MUNIスタッフによるイラストなどを交えてお届けしてまいります。
既にMUNIのカーペットを御愛用頂いている顧客様も、これからご検討の方にも、お忙しい日々の息抜きにお読みいただけましたら嬉しく存じます。
配信は、月に1回から2回程度を予定しております。
よろしければ是非、メールマガジン購読をご登録ください。
お申し込みは、ホームページトップ一番下のボタン「MAIL MAGAZINE」からお願い致します。
カッシーナ・イクスシーにてイベント開催中
2020年11月5日
日に日に気温が下がり冬支度の季節になりました。
本日は、カッシーナ・イクスシーでのイベント開催のお知らせです。恒例となったこのイベントも今年で11回目を迎えます。
最近は、自宅で過ごす時間が長くなり、より快適に過ごしやすくするご相談をいただくことが増えました。
忙しい日常から解放されて、ご自分のため、ご家族のためにゆっくりとした時間を過ごせる冬支度のお手伝いをいたします。
週末は、青山本店にMUNIスタッフが常駐しています。
この機会に是非ともお出かけください。
【開催場所】
カッシーナ・イクスシー
青山本店 https://www.cassina-ixc.jp/shop/pages/cassina_aoyama.aspx
名古屋店 https://www.cassina-ixc.jp/shop/pages/cassina_nagoya.aspx
【開催日程】
開催中ー2020年11月23日(月)まで
*11月27日(木)から大阪店、福岡店で開催予定です。
“ 記念に “
2020年11月1日
今年の2月、春もまだ遠い頃。
Y様がご家族様へ向けての贈り物をお選びにMUNI 倉敷店にお越しくださいました。
「御礼とお祝いなんだよね」「どれが好きそうかな…」と沢山あるクッションの中から、楽しくそれぞれの方へ向けての御品をお選びくださいました。
そのひと時の中、ふと目にした蘇芳で染めた美しい赤色との衝撃的な出会い…。
「うわー!」と目が輝いていらっしゃいましたのを、よく覚えています。 そして一言「退職の記念に!」と。 なんて素敵! こちらも嬉しく幸せにさせて頂く言葉です。
退職を機にした新しいスタートの訪れ。 その記念の、ご自身のためのカーペット。 大好きなもの・心が喜ぶもの・大切な人に引き継いでいけるものを傍に置いて暮らしていきたい、その願いに添うことの出来るものとの出会いの訪れ。
Y様ご希望の “ゴロンとゆったり横にもなれるサイズ” の織上がりまで、しばらくお時間を頂くことも、「急がないから」「待つ楽しみ」とご快諾くださいました。
秋になった10月。
ご希望のサイズがようやく仕上がり、ご連絡を差し上げることが出来ました。
この1枚ならではの、ボルドーがかった深い赤色は大変美しく、本当にご満足くださいました。
お話によるとこの蘇芳染の赤色のカーペットは、ご自身の「大好きな場所」へ敷かれるとのこと。 退職をされ、これからは先ずその秘密基地のような大好きな場所に手を入れながら、いつかはお子様へと引き継いでいって、と未来への楽しい夢もお聞かせいただきました。
2月にお選びいただいた贈り物のクッションも、ご家族様それぞれにお喜び頂けて、お店に来てみたいと仰ってくださってもいるそうです。
「今」と「これから」と「人」を繋ぐカーペット。
今の自分の喜びに向けて、引き継げることの幸せに向けて、色々のことが起こるからこそ、大切に使い続けることの出来るものは、拠り所にもなるのでしょう。
ご自身の記念に、あの人の記念に、大切な方から引き継いだ記念にもなるように。
その大切な瞬間瞬間に、MUNI CARPETS はそっと寄り添っていきます。