MUNI CARPETS

夏のひととき

2016年8月14日

堂壇つつじの緑に心地よい風を感じ、誘われるように手にしたのは、素敵な写真の洋書。

お気に入りの場所でくつろぐこの時間。
足元には柔らかく、さらりとした心地よいカーペット。

こんな夏のひとときはいかがでしょう。

tutuji1.jpg

posted by MUNI |

朝の光の中

2016年8月13日

朝の光が差し込むほんのひと時。
MUNI Art book Fair に寄せられた本たちも、新しい一日の始まりを喜んでいるようです。

床に座り、ソファに座り、気になった一冊をその手に取って、心に潤いを与えるように、美しいものの持つ愉しさと可愛らしさを感じてください。

洋書の中に、東と西をつなげる印を発見したり、それをまた絨毯の中に見つけてみたり。
お楽しみいただけると思います。

お時間の都合がつかれましたら、是非お越しくださいませ。
お待ちいたしております。

morning1.jpg

posted by MUNI |

ジャン・コクトー

2016年8月11日

シャネルのよき理解者であり、友人であったコクトーは、劇作家・小説家・詩人、様々な顔を持つ天才ともいわれる人でした。

初めてコクトーのことを知ったのは、高校生のころ。
当時、なんとなく惹かれた写真に手をのばし、開いてみたのはボーモン夫人の書いた「美女と野獣」。
それは、モノトーンの写真がとても美しく、コクトーが映画化しようとしているところを写真でつづっている物でした。
時間を忘れ、しばらく引き込まれていたことを覚えています。

コクトーは、シャネルやニジンスキーとも交流があり、当時の芸術家たちの交流がいかに豊かだったのかを後に知り、今また、シャネルが愛したクラシカル・チャイニーズ・ラグを、コクトーも共に目にしていたのだろうか、と思いをはせます。

現在、倉敷ギャラリーにあるシャネルの本の中で、コクトーも紹介されています。
是非、手に取って、カーペットの上でこの美しい時代を感じ取ってください。

up 1.jpg

posted by MUNI |

倉敷店フェアのご案内

2016年8月8日

賑やかに過ぎる葉月、いかがお過ごしでしょうか。

この度、MUNI倉敷店では
倉敷店だけの、特別なフェアを開催いたします。

いつもは書庫に納められているMUNIの蔵書を、
お手に取っていただける形で店内に設え
皆様をお迎えいたします。

失われた文化、クラシカル・チャイニーズ・ラグの研究と探求において、欠くことのできない史書、そしてMUNI CARPETSの美意識の元に蒐集された貴重な美術書ばかりです。

どうぞ 倉敷の町、そしてMUNI CARPETSの上で
美と芸術に触れる豊かな時間をお楽しみくださいませ。

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

MUNI Art book Fair
8月10日~8月31日 Open 10:00 – 18:00/Close:16・23・30日
MUNI CARPETS 倉敷店 Access▸

fair201608.jpg

posted by MUNI |

New Arrivalのご案内

2016年8月7日

織り上がったばかりのカーペットが、ギャラリーへ届きました。

夏の光にきらめく
清らかな藍色、
そして深みのあるグリーンやシックなベージュなど。

まさに呼吸を始めたばかりの
植物から生まれた色彩が、瑞々しく輝いています。

ぜひ、季節の織り上がりをご覧に
MUNIギャラリーへ足をお運びくださいませ。

MUNI 南青山本店 ▸     MUNI 倉敷店 ▸

02IMG_4487.jpg

posted by MUNI |

バリ ヒンドゥー寺院にて

2016年8月6日

夏季休暇を頂き、旅行でインドネシア・バリ島を訪れました。
写真は、ウブドのヒンドゥー寺院の舞台上の扉を撮ったものです。
人物の背後で、金色の蓮の花が絢爛に咲き誇る様子が、
細かい細工で見事に表現されています。

MUNIのカーペットでも多く用いられている
蓮の花モチーフですが、
仏教と同じくインドを起源とするヒンドゥー教でも、
神聖さの象徴として、大切にされています。

蓮の花は、シルクロードや海を越えて、
古代からアジアの広い範囲で愛されてきた、
大事な象徴なのですね。
異国の地で、改めて新鮮な気持ちで感じました。

写真①ウブドのヒンドゥー寺院での一枚
写真②MUNI CARPETS
Imperial-No.037
Size: 137x198cm

bali2.JPG

037-bali.jpg

posted by MUNI |

涼のおしつらえ

2016年8月1日

穏やかな風情、凛とした空気の漂う
素敵なご趣味のお玄関は、M様のお宅です。

その中央で客人をお迎えする大役に選ばれたのは
慶びのたなびく瑞雲文氈。

MUNIの知と技術の粋を集めて制作するインペリアルラインの中でも、とりわけ品格と遊び心に溢れた作品です。
自然との調和、簡素美、という明朝時代の美意識は
日本の茶の湯に用いられる袱紗(ふくさ)や仕覆(しふく)、
表装などを作るのに用いられた明代の織物によって
日本人の美意識の中に自然に受け継がれています。

M様は以前から雑誌でMUNIをご覧くださっており
ご新居の完成に合わせてのご来店でした。
滅多と織り上がることのないこちらの一枚が
その機会にご覧いただけたのは
巡り合わせと思わずにはいられません。

吟味されたお道具の数々、
そしてさりげなく季節の空気を漂わせる丁寧なお心配りが
世界に二つとない、M様だけの美しい空間を築いています。

今後も長くご愛用いただけます様、心より、願っております。

diary2.jpg
085B_3x5up.jpg

posted by MUNI |

萬字文辺草龍文氈

2016年7月10日

この度、欧米のアンティークラグコレクターの間でも
人気の高い草龍文のインペリアルラインが一枚織り上がりました。
MUNIのインペリアルラインはデザインによって、
永い年月を経た既に退色してからのアンティークラグの
美しさを表現する場合と、退色する前の出来上がりの色を
表現する場合があります。
故宮のアーカイブの中に木紅(Muhon)と呼ばれる少し赤発色の
茶色を地色に使用しているケースがあります。
こちらの作品は木紅の配色を、出来上がりの色により
近づけた色を再現して制作いたしました。
木紅は茶色系ですが渋い茶色とは異なりとても華やかさが
ある美しい色です。
龍文様は少し浅めの藍を用い更に華やかさを増しています。
中国清朝康煕帝時代の簡素美の中にも宮廷の華やかさが
表現されています。

dragon.JPG

posted by MUNI |

本物に触れることの大切さ

2016年6月16日

Exotic Garden of MUNIを開催するにあたり、
イメージソースにあった、 「ゴーギャン」 というキーワード。

以前行った展覧会の図録を、本棚から出して、見返してみました。
もう7年も経ってしまったことに驚きながら、
記憶をたどりつつ、大画家の作品の素晴らしさを再確認。

でも、図録を見返した一番の感想は、
本物はこれ以上に美しかった、感動したなあ…という思いでした。
あのとき観た、
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』。
照明を浴びて、絵画自体がほのかに輝いているような表情は忘れられません。

大きさ、色、質感、重さ、匂い。
本物をじかに観た、実際に触れたという経験でしか得られない、
語れないものが、確かにこの世にはあるようです。

それはどんなものでも共通、
カーペットにおいても同じことですね。

Exotic Garden of MUNIの会期も半分を過ぎ、
今月20日(月)まで。

このときだけのMUNIの世界を、ぜひ目撃しにいらしてください。

gauguin.JPG

posted by MUNI |

音楽スタジオに広がるMUNIの世界

2016年5月14日

10代で本格的に音楽活動をされていたF様。
大好きな音楽のために2年の歳月をかけてレコーディングスタジオを完成。
愛用のギブソンのギターをはじめ、ハモンドオルガン、ドラムスを演奏する為に、吸音を考慮してMUNIをタペストリーと楽器の下にしつらえてF様らしいインテリアに。
お会いするたびに、お好きなカーペットを見ながら「デザインがいいね!」と嬉しいお言葉をいただきます。

お好きなものに対して探究心があり、ビートルズが愛用していた
レスリースピーカーの話、エリック・クラプトンとの音楽談義など、
話がつきず、いつも音楽の話で盛り上がっています。

web1.jpg

web2.jpg
 
photo.jpg

posted by MUNI |

ARCHIVE