春の新作
2014年4月13日
ラグと靴
2014年3月15日
今日、ある出版関係の方と打ち合わせ中、「ラグはファッションで言えば靴ですよね」という言葉が飛び出しました。
それは私の持論でもあったので、聞いた瞬間「そう!だよね!」と、
私以外でそう思っている人と初めて出会ってびっくりしました。彼女は夜の会食に誘われ、行った先が予想外に靴を脱ぐ場所だった(知らされていなかったようです)、
せっかく頭の上からつま先まで決めた渾身のスタイリングが
靴を脱ぐことでバランスが崩れて台無しに。
「本当に恥ずかしい思いをしたことを覚えています」
そして「本当におしゃれな人は靴から見ますよね」と続けた。私はオールデン、JMウエストン、エドワードグリーン等
伝統的な職人が作った靴が好きで長年愛用しています。
それらは、何十年も変わらぬスタイルにも関わらず、
移り行くファッショントレンドを寛容に受け入れてスタイリングを引き締めてくれます。
特にウエストンのローファーやオールデンのチャッカは
ソールを張り替えながら20年近くはいています。
そのよれ感は新しく買った靴よりもかっこ良く宝物です。かつて訪れたパリで、
エスカレーターの前に立つ男性の履くウエストンのローファーが、
かなり履き込んでひび割れしているにも関わらず
丁寧に手入れされた様子が何ともかっこ良く気品さえ感じました。インテリアにおいても伝統的で上質なラグを敷くと
靴と同じようにグレードアップし空間をビシッと引き締めてくれます。
また逆にどんなに高級な家具やアートを飾っても
下に敷くラグでグレードやバランスが損なわれてしまいます。伝統的で上質なラグは
80年代に流行したイタリアンモダン、そして90年代アジアンモダン、
現在の和モダンや北欧スタイル等のトレンドに左右されず
使い続けることができます。そして20年30年と長く長く使い続けることで
その人の人生とともにその人らしい味が靴と同じように出てくるのは楽しみではないでしょうか。
お雛めぐり
2014年2月23日
MUNI STYLE "MUNI x shabby chic"
2014年1月25日
今海外のデザイナー・クリエーター達の間で流行している“shabby chic”なインテリア。
清潔感のある白とグレージュの上品なカラーで統一し、ラフになった味のあるshabby(古びた)なビンテージ家具や雑貨をコーディネートしたスタイルです。そんなshabby chicなインテリアに、MUNI CARPETSをコーディネート。
藍を一切使用しないサンドベージュにローズをMIXしたような、天然染料ならではの奥行きある配色とたおやかな文様が、フレンチshabbyな設えに一際上品でエレガントなムードを演出いたします。只今倉敷店にて展示しております。
是非実物のお色を、お楽しみくださいませ。137×198㎝
Design No.087B
¥1,029,000(TAX込)
MUNI STYLE " MUNI x ロココ "
2014年1月18日
“GOLD”~2014年雑誌掲載
2014年1月10日
福寿文氈
2014年1月8日
今年もありがとうございました
2013年12月29日
ベージュの競演
2013年12月25日
皆様、素敵なクリスマスをお迎えのことと思います。
青山ギャラリーでは本日から
ベージュをテーマにディスプレイしております。
ベージュはMUNIにとって藍色と並ぶ大切な色。
藍色の微妙な濃淡に対してべージュのトーンを変化させ
MUNI CARPETSの配色を作り出します。生成りに近い色からグレーベージュまで
ベージュを楽しんで頂けます。
床にはモダンなオクタゴンパターンのビッグサイズのラグで
空間を引き締めています。凛としたこの季節、
一層ベージュが空間を美しく、
ゴージャスに演出してくれます。
年末から年始にかけてご家族のくつろぎの場、
また特別な人を招く空間に
ベージュのMUNI CARPETSを
取り入れてみては如何でしょうか。余談ですが、
1930年代ココ・シャネルはインテリア・デザインにベージュを好んで使い始め、後のジャン・ミッシェル・フランクなどの
インテリア・デザイナーに影響を与えたと言われています。
シャネル銀座のアラン・デュカスとコラボレートした
フレンチ・レストラン「BEIGE」のネーミングも
そこから名付けられたそうです。
Therapy Rug セラピー・ラグ
2013年12月18日
最近お店で「MUNIに来るとなんだかいやされるなぁ」とおっしゃるお客様が増えた気がします。
今から7年前、ドイツのケルンでクラシカル・チャイニーズ・ラグの
展覧会が催されました。
その模様は当HP内のTOPICSにてご紹介させて頂いておりますが、この展覧会の2日目に故宮博物院の学芸員を始め、各国の研究者を集めてのシンポジウムが開かれました。
ロシアのクンストカメラ博物館の学芸員の発表で印象に残るフレーズがありました。
彼女はラグ自体の構造を主に発表したのですが、最後に「このクラシカル・チャイニーズ・ラグはセラピーラグです」と。
私は同行をお願いした通訳の方に、「どういう意味ですか?」と聞き返しました。
「眺めていると、とても心が安らかになります。」と仰ってますと。日本語の「美しい」という言葉の内には「綺麗」「雅美」また日本人独特の「わび」「さび」「渋さ」などの微妙なニュアンスを含みます。
そして、中国では「看得很舒服」直訳すると「見てとても心地よい」という意味で、独特の美意識というのでしょうか美術関係者の方がよく使う言葉があります。日本ではあまり意識しない「美」の表現ですがMUNIのラグとお店を
そのように感じ取って頂けてとても嬉しく思っています。