MUNI CARPETS

news letter vol.1 : 汗ばむ季節も快適に

2020年8月22日

MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。


カーペットにまつわるお話 〜夏編〜
【汗ばむ季節も快適に】

 希少なプレミアムウール100%を素材とするMUNIのカーペットは、ウール自体が呼吸をして内部の熱や湿気を放出しつつ、エアコンの空気をパイル表面に留める優れた特徴を持っています。
冬暖かなのはもちろん、夏はひんやりと。一年を通して心地よくお使い頂ける所以です。

そしてもうひとつのMUNIの特徴のひとつとして、煩雑なお手入れ不要という点が挙げられ、目立った汚れがなければクリーニングは10年から15年に一度で十分です。過度なクリーニングは、ウールが持つ上質な油分まで取り除いてしまい、独特の滑らかな風合いが損なわれてしまうためです。

 とはいえ、たくさん汗をかいた夏は少し気になるという方もいらっしゃるかと思います。そのようなときは、固く絞った清潔なタオルでの水拭きがお薦めです。
(合成洗剤やアルコール、重曹など、水以外のものは変色や硬化の原因となりますので、お使いにならないでください。)

【手順】
① 水に濡らした清潔なタオルを固く絞る。
② 毛並みに沿ってカーペットの表面を滑らせるように拭き上げる。
以上です。
掃除機での日々のお手入れに、簡単な水拭きを加えて頂くだけで秋に向けたお手入れは完了。これまで以上に愛着が湧いてきます。是非お試しください。

※ お手入れやクリーニングについて何かご不明点がございましたら、いつでもお気軽にお尋ね下さい。

MUNI南青山本店     03-5414-1362
  gallery@muni.co.jp    営業時間 11時〜17時
    定休日 毎週火曜日    

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納品事例 M様邸

2020年8月20日

この度リビングにシャンラン・ラインから藍染めによるこちらのカーペットをお選びいただきました。

MUNI CARPETSでは豊富なデザインを取り揃えておりますが、あえて文様を用いない無地のカーペット シャンラン・ラインを制作しております。

素材本来の良さや天然の草木染による深いお色が一際際立ち、またそれをダイレクトに感じて頂けるシリーズです。

天然藍で丁寧に何度も染め上げられたこちらのカーペット。

手紡ぎ糸を使用しておりますので、自然にできる糸の太細により深く豊かな表情を持っております。

ご来店時、シンプル目なカーペットをお探しだったM様。

文様のあるカーペット含め、数枚お広げしご覧頂きました。

そして、お部屋の雰囲気やインテリアのデザインと色とのバランスをイメージされ、藍染めのブルー無地を大変お気に召して頂きました。

M様のイメージ通り美しいシンプルなインテリアとブルーの無地は見事に調和され、大変素敵な空間に仕上がりました。

リビングは家の心臓部ともいえる中心的な空間。

そのような大切な空間で、こちらのMUNI CARPETがM様にとって安らぎ、くつろぐために欠かせない存在になれば幸甚に存じます。

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F様からの嬉しいおたより

2020年8月9日

お客様からいただいた、嬉しいお言葉をここでご紹介させていただきます。

医療関係のお仕事をされていらっしゃる、F様。
新しくお求めくださったラグの写真と一緒に、近況をお知らせいただきました。

お仕事の都合上、しばらくの間ご自宅に帰ることが許されず、お仕事用の別邸で生活されていたそうです。
緊張感のある日々だったことと拝察しますが、そんな中でも「意外とストレスが溜まらなかった」とのこと。

その理由は、
「MUNIのカーペットに寝転んだり、クッションにもたれたりしていたお陰かもしれません」と、綴ってくださいました。

普段とは違う時間の流れや、慣れない空間の中でも、
《お守り》のように好きなものを置くだけで、安心できる自分の空間が作れる…。

改めて、F様のコメントから気づきをいただきました。
MUNIがF様の暮らしの中でそういった存在として置いていただけていること、
スタッフとしてとても嬉しく、心強く思います。

ご自宅の書斎や玄関、ソファのクッションにと、時間をかけて少しずつお気に入りのアイテムを増やしてくださっているF様。

いつも、一つ一つのデザインの背景まで楽しみながら選んでくださるので、
お話しさせていただくことが毎回楽しみです。

今後も是非、MUNIとともに、リラックスタイムをお過ごしいただけたら幸せです。

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「涼を演出する先人の智恵」 ~ Smart & Cool Summer ~

2020年8月8日

残暑お見舞い申し上げます。
今年は梅雨明けが遅かったこともあり、まだまだ厳しい暑さが続きそうです。

エアコンがなかった時代。
先人たちは暑くて過ごしにくい夏を少しでも快適にするため、智恵と工夫を凝らしました。

花入れを陶器から籠へ。
和紙張りの障子は簾戸に替え、
軒先に風鈴を吊るし、
玄関先に打ち水をする。
籠には鈴虫。

打ち水のように、実際に体感が下がるものもありますが、多くは“涼やかな音”、“涼しげな見た目”など、涼の演出。

今年は、例年以上に熱中症に注意を払わねばなりませんが、暑い暑い、と不満を言うだけではなく、
夏を愉しむ方法を考えた先人たちの姿勢から多くを学びつつ、“いま”をしなやかに受け止めたいものです。

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音楽教室の窓辺から

2020年8月5日

近くの美容院に通われていて、以前からMUNIが気になっていらしたというS様。

ご自宅で音楽教室を主宰されていらっしゃり、
教室の窓辺にある籐の椅子の足下に、シックなベージュ地のラグをお求めくださいました。

ホワイトとブラウンが基調のお部屋に、
濃紺のロータスモチーフが、リズミカルなアクセントをもたらしています。
観葉植物のグリーンも相まって、落ち着きがありながらも瑞々しい、
フレッシュな印象の空間が完成しました。

S様、朝晩にこの椅子で音楽を聴くのが日課とのことですが、
前よりもその時間が長くなったのだそうです。
つい足下に目をやって、ニコニコしてくださっている…とお話しいただきました。

聴覚から、視角から、触覚から…自分の好きなものに囲まれて過ごす、豊かな時間。
想像しただけで、うっとりしてしまいました。

これからの夏に向けて、是非満ち足りた素敵なひと時をお過ごし頂けましたら、幸甚に存じます。

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「山滴る」 ~Rainy Summer~

2020年7月29日

    MUNI南青山本店は、静けさと緑に恵まれたロケーションにあります。

換気を良くしている今年はとりわけ蝉の合唱がよく聴こえ、すでに夏本番の様相を呈しているのですが、梅雨明けが遅く、雨が続きますね。

強い陽射しが照りつけていたと思うと、急にスコールのような激しい雨が降り始め、エントランスに広げている藍のラグを慌てて取り込みます。

“山笑う / 山滴る/山装う/山眠る”

とは、北宋の『臥游録』を出典とする俳句の季語。

山笑う、は花々がほころぶ春。

山装う、は樹々が色付く秋。

山眠る、は雪が降りひっそりとした冬

の様子が目に浮かぶ、情緒豊かな表現ですが、ひとつだけ、夏を表す“山滴る(したたる)”という情景が、これまでいまひとつ情景が浮かびませんでした。

でも今年。

雨があがったあとの色濃い緑から、強い陽射しを受けた雨露がポチョンと落ちる様子を見て、これが“山滴る”、なのかなと感じています。

あと数日で8月。

来週には立秋を迎えます。

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「蓮は泥より出でて泥に染まらず」

2020年7月23日

Lotus, lotus and lotus!


毎年7月から8月なかばにかけて、蓮の花が見頃を迎えます。
皆さまのお近くには蓮スポット、ございますか?
東京では上野の不忍池で、いままさに蓮が人の背丈を超えるほどに成長し、幻想的な光景が広がっています。

仏像の台座にもなっている蓮は、仏教において特別で神聖な花。 泥水から生まれながらも、すくっと真っ直ぐに伸び、高貴な花を咲かせる蓮。咲いた花は泥には染まらず、清浄に満ちています。
きれいな水ではなく、むしろ泥水の養分を吸ってこそ、大輪の花が咲くのだそう。 その姿から釈迦は、“泥(困難や悲しみ)があればこそ、そこから立ち上がったあとには清らかな大輪の花(人生)があるのだ”と説きました。

古今東西、人々の心を捕らえ、様々なモチーフとされてきた蓮。
MUNIのラグの意匠にも、吉祥柄として多く取り入れられています。 凛として高貴な姿を見つけてみてください。

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ONLINE STOREオープンのお知らせ

2020年7月19日

平素より、MUNI CARPETSをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。 
“新しい生活様式”で、少なからずご環境が変わられているのではないかと拝察致しますが、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。 

さて、大変お待たせいたしましたが、予てよりご要望の多かったONLINE STOREをこのたび開設の運びとなりましたので、ご案内申し上げます。 
掲載商品につきましては今後少しずつ追加してまいります。 商品の魅力が伝わるページにしてまいりますので、お愉しみ頂ければ幸いに存じます。 実店舗同様、どうぞご愛顧くださいませ。

ご不明点などございましたら、なんなりとお尋ねください。今後とも、MUNI CARPETSをよろしくお願い申し上げます。

ONLINE STOREはこちらから

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Staff’s recommendation Vol.8

2020年6月20日

Staff’s recommendation では、スタッフが毎日カーペットに触れる中で、この一枚!!と心惹かれるおススメの一枚をご紹介させて頂きます。

今回は力強くダイナミックに仕上がった一枚です。

デザインは優美でクラシカルな蓮の丸紋様です。

パイルに使用している手紡ぎの糸は手仕事であるため太いものもあれば細いものもございます。

こちらの個体は太めの手紡ぎの糸で織られており、表面にもツブツブ感が表れております。

太めの手紡ぎの糸で織られたカーペットは比較的アブラッシュという色の濃淡が出やすく、こちらの個体の地の色には全体的にそれが出ており、荒々しくワイルドで深みのあるお色が魅力的です。

蓮文様のお色は藍、橡で染めておりターコイズのような鮮明で明るいブルーに仕上がっており、大黄、橡、胡桃で染めたテラコッタの地の色は濃い目に仕上がっております。

アブラッシュによる表情とこの二色のコントラストが絶妙です。

お部屋のフォーカルポイントとしても大変おススメです。

倉敷スタッフK

(お問い合わせ)

倉敷店 TEL : 086-426-6226  E-Mail : mail@muni.co.jp

Design No. 009D  Size 55 x 75 cm (逆目から撮影)
Price ¥132,000- (税抜き)
順目より撮影
逆目より撮影
太めの手紡ぎの糸が使用されているこちらの一枚。全体的にアブラッシュによる濃淡がよく出ており、深く味わいのある表情をもっている。
蓮の丸紋様
ターコイズのような鮮明で明るいブルーが、まるで浮き出ているかのように見える。
厚みは約1.5cm
手紡ぎならではの弾力を味わっていただけます。
シリアルナンバーによって制作した職人がわかるようになっている。
織りの密度が高いため、裏にもしっかりと文様が見て取れる。

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Staff’s recommendation Vol.7

2020年6月18日

Staff’s recommendation では、スタッフが毎日カーペットに触れる中で、この一枚!!と心惹かれるおススメの一枚をご紹介させて頂きます。

今回のご紹介は、藍染めの沙綾形(さやがた)文様、卍文様を斜めに繋いだ文様の1枚です。

桃山時代に、中国の明から伝わった絹織物に用いられていた文様です。 卍文様が持つ意味(輝ける天体)、萬事如意、それが終わることなく繁栄してゆくという吉祥文様です。

藍だけが持つ深く美しいBLUE、シンプルな中に隠された技術の高さ、それぞれが合わさり、美しい1枚となっています。

シンプルな幾何学文様ですが、斜めのラインをきっちりと織り上げることは、熟練した職人にとっても大変難しい仕事です。

また、この個体だけが持つアブラッシュは、景色としての役割を存分に発揮し、繰り返される同じ文様に生き生きとした躍動感を持たせています。

お玄関や、ソファ足元のPOINT使いは勿論、和室やお茶室でお使い頂くと大変奥行きのある空間を作り上げ、その「時」をお楽しみいただけること請け合いです。

倉敷スタッフD

(お問い合わせ)

倉敷店 TEL : 086-426-6226 E-Mail : mail@muni.co.jp

Design No.107A Size 91 x 183 cm : Price ¥621,000-(税抜価格)
逆目から撮影
順目より撮影
逆目より撮影
順目より撮影
沙綾型の緻密な幾何学文様
紋様の部分は濃い藍染めの糸が使われ、この1枚ならではのアブラッシュも楽しめる。
約1,5cmの厚みがあり、手紡ぎならではの弾力を味わっていただけます。
裏面が美しいからこそ、表面に美しい幾何学文様が現れます。
裏面とフリンジに防虫剤として橡の染料が塗布され、シリアルナンバーも縫い付けられています。
光により、表情が豊かに変わるのも魅力です。(ダウンライトに照らされた夜のイメージ)
陽の光で一層映える、鮮やかで深い藍の色。

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