MUNI CARPETS

映画 COCO・CHANEL

2009年10月30日

先日のお休みに、久しぶりに映画に行ってまいりました。

COCO・CHANEL の映画です。
チャイニーズ・カーペットを愛したシャネルの映画です。

シャーリー・マクレーンの扮するシャネルが、彼女のエネルギーをそのままに演じているようで、まるでそこに居るようでした。

シャネルの生涯を端的に描き出していて、愛を求めて、愛に生き、そのエネルギーをファッションに託して生きた人なんだな…と思いました。

シャネルの伝記を以前読んだときに、彼女のアパルトマンのコロマンデル屏風や、鏡張りの螺旋階段や、ボーイ・カペルの写真が載っていましたが、彼女の生きた場所で行われた撮影は、映画を見るという感覚と、伝記で知った彼女の行き方とが私の中で一つに合わさって、さらに奥深いものに感じられました。

映画の冒頭に、ピカソや、ジャン・コクトーの名前も出たので、「もしかしてエピソードが…」と期待したのですが、そこには触れられておらず、ちょっと残念。
でも、逆に当時を表す素晴らしい人々との交流が象徴的に表されている様でした。

セットの中に屏風は出ていたのだけど、チャイニーズ・カーペットが映されていなかったのが、こちらも残念!
彼女の文化や美しい物への探究心と、造詣の深さが伺える一つであるのですが…。

でも、秋に入る頃に見たシャーリー・マクレーンのシャネルの映画は「なんだか久しぶりに良い映画をみたな~」という、幸せな時間を頂くことができました。
ここしばらく映画からちょっと遠ざかっていたのですが、これを機会にまた映画にも足を運んでみようと思います。

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