正倉院展
2008年11月13日
奈良国立博物館で行われた、第60回「正倉院展」に行ってきました。
聖武天皇の遺愛の品から東大寺の法会に使用された仏具など、9000件以上の宝物が、東大寺の北にある倉庫で守られてきました。
普段は非公開で年に一度、御物の特別展示が行われます。
今回は69件の宝物、うち19件が初出展。MUNIにて、お客様からの声で“正倉院”の言葉を耳にするようになり、ずっと気になっていました。
“正倉院=東大寺、校倉造り”と歴史の授業で覚えた用語しか知らなかったのですが、古代の文化を物語る、宝物の存在にまず感動しました。実際目にしてみると、とても美しく国際色豊か。
中国の珍器、ペルシャ、インドの工芸品まで勢ぞろいしています。
施されている文様も、中国より渡ってきたものから、それを日本風にアレンジしたもの、日本独自で生まれたもの等あり
いろいろな思いを巡らせながら鑑賞してきました。どうやって、どんな思いを込めて作られたものなのか・・・。
今も尚、状態良く残っているところを見れば、大切にされてきたことが良くわかります。今年はもう終わってしまいましたが、ご興味がある方は是非お薦めです。
鹿にももれなく会えます。