「こ、こんにちは」
2008年9月15日
先日、こんな嬉しいことがありました。
私が道を歩いていると、前から小学生の男の子(1・2年生くらいでしょうか)がやってきました。私は、ただ一心不乱に(?)”真っ直ぐ家に帰る”という任務を果そうといった真剣な表情のその男の子を、微笑ましく視界に入れる程度に見ていました。
すると、何かのタイミングでその男の子と目が合ったのです。男の子は少し上目遣いぎみの横目でちらちらっと不安げに、正に知らない大人を見るような、警戒したような視線を私に投げてきました。
かと思ったその次の瞬間、
「こ・・・こんにちは」と、小さいけれどはっきりとした声で、男の子。私はびっくりしたのと嬉しい気持ちで、「こんにちは」と返し、とても微笑ましく温かい気持ちになりました。自然と笑顔になってしまう。
当たり前といってしまえばそうなのかもしれませんが、あの男の子の一生懸命さと素直な表情は、その何気ない一瞬を輝かしいものへと変えてくれました。何かとても大切なことを気づかせてくれた気がします。