使っていなかった和室を、もう一度
2019年7月29日
1780年代に建てられた、歴史ある日本家屋をリフォームされ、
今は奥様とふたり住まいをされているO様。
ずっと使っていなかったという下座敷をもう一度活きたお部屋にするため、昔ながらの畳の上にじかに座るスタイルではなく、洋間づかいでのインテリアにされることになりました。
蔵で眠っていた思い出の年代物のダイニングセットを修理して使われることになり、和室のイメージを変えることと、家具の重みから畳を守る為に、カーペットをご検討になられました。そこで、奥様からMUNIにご連絡を頂きました。
元々カーペットは、椅子を引いた時など、畳や床材を保護する役割を果たします。
加えて、弾力のある手紡ぎ糸で織った手織のウールラグは、
重たい家具を載せたあとでも時間が経てば毛足が立ち上がってくるため、大変実用的です。お勧めのデザインをご提案させていただく中で、
おふたりで選ばれたのは、和室の品格を損なわないエレガントなロータスモチーフのデザイン。
爽やかなホワイト&ブルーが、重厚感のある空間に明るさと、軽快なモダンさをもたらしています。
上質なウールとの質感のコントラストで、紫檀の家具も美しく引き立ち、眠っていたお部屋が再び生き生きと表情を持ち始めました。後日談で、感想をお伺いすると、
新しく照明をご購入されるなどお部屋作りを楽しまれているそうで、
私もとても嬉しくなりました。
いつかまたお話をお伺いできる日を、楽しみにしています。