数寄屋造りのエントランスに
2019年6月23日
最近MUNIをお知り下さったA様。
別荘のお玄関用に一目惚れしてくださっていた
印象的な龍の意匠の、大黄色のカーペットをお求め頂きました。数寄屋造りのクラシックな趣のエントランス。
カーペットの濃藍の龍のメダリオンが、モダン且つ鮮烈な印象を与えています。
この龍の意匠は“草龍文”と呼ばれ、中国殷・周の時代の青銅器に
描かれたモチーフが元となっています。
明代以降、テキスタイルや陶磁器などの様々な工芸品に用いられました。
また、地色のゴールドカラーは、陰陽五行において「万物の中心」を表します。
在りし日において、その色彩で染められた衣服は、
皇帝のみが着用できたという、大変高貴な色でもありました。
長い歴史を経て蘇った洗練のデザインを、
天然染料の色の美しさと共にお楽しみいただける一枚です。使い込むごとにウールの光沢が増し、
味わい深い表情がカーペット全体に生まれてくることでしょう。
末永くお楽しみいただけますよう、心より願っております。