The Entrance Scenes
2017年3月30日
ドアを開くと最初に目に入る、一枚のEntrance Rug。
ホワイト&ブルーの花蝶文は、しっとりとした光沢をたたえ、
時の重みに耐えてきた分だけ、たしかな輝きを放つ。靴を脱いで、足の裏にじかに伝わる感触を想像してみる。
それはどんな「いらっしゃい」や「おかえり」より、
家の主人の思いを雄弁に語るだろう。人口が減り核家族が主流になった現代、
いえづくりや設えの楽しみは、
よりパーソナルで親密なものに変化してきた。
玄関とは、装う場所だ。
洋服を着替えるように、
美しさと心地よさを兼ね備えた特別な一枚を選んでほしい。玄関は、訪れるゲストを最初に迎え入れ、
歓迎の気持ちをあらわすところ。
そして毎日家族が出掛け、帰ってくる、大切な場所だから。