MUNI CARPETS

「松竹梅~新年を寿ぐ吉祥のデザイン」展

2016年1月17日

休日に、根津美術館の「松竹梅~新年を寿ぐ吉祥のデザイン」展に行ってまいりました。

冬の厳しい寒さの中でも、松竹は緑を絶やさず凛とした佇まいを見せ、
梅は春一番に花を咲かせることから、
高い精神性を持つものとして、「歳寒三友」の名で親しまれてきました。
日本では、室町時代にその概念が中国から輸入され、
以降、さまざまな芸術のモチーフになり愛されています。
展示では、南宋のものから江戸時代まで、
松竹梅の絵画や陶磁、染織品が並べられていました。
普段、松竹梅のモチーフにそこまで注意を払っていませんでしたが、
日常の器などにも、多くのものに配されていたことに気づきました。

写真のカーペットは、まさにその梅の花の小紋をあしらったカーペットです。
藍の濃淡で織りなされた梅の花は、日差しを浴びると、一層美しく輝きます。
華やか且つ気品を感じさせる一枚です。

MUNI南青山ギャラリーから根津美術館まで、歩いて10分ほど。
厳しい寒さが続いておりますが、
お天気のいい日には、青山で芸術散歩などはいかがでしょうか。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

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