MUNI CARPETS

news letter vol.6 : Spice of Life ~あなたの時間にときめきを~ ③

2020年11月15日

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今回のお話は、お客様からよくご質問を頂く、L字型のリビングダイニングへの設えについてです。

「コーナーごとの四角のスペースから、カーペットやソファがはみ出るとおかしくないかしら?」というご不安ですが、実は広がりを一層感じることの出来る楽しい設えを作って行くことが出来ます。

2つの色味とサイズとのバリエーションで、ご紹介してみましょう。

 空間は、窓からの陽ざしが明るく、お庭の緑も季節ごとに美しいリビングダイニングでの展開です。家具や建具の印象は、モダンな作りで少しシャープなつくりとなりますが、カーペットが入ることで、人の温もりを感じることが出来る、素敵な空間です。

カーペットを敷いてみる場所の設えは、こちらのイメージです。

 L字型のリビングに、奥にはダイニングセット(その左手にキッチンのコーナーがあります)があり、手前はくつろぎのソファスペースとなります。リビングとダイニングで大体25畳ほどの広さとなります。

こういった空間の場合、どうしてもソファセット側を、ARTを飾ってある壁のラインの内側に収めてしまいたくなりがちですが、じつは、カーペットをベースにしたソファスペース全体が壁のラインの外側までくることで、空間に伸びやかさが生まれます。

では、ダイニングセット側のカーペットは同じものとし、ソファスペース側のカーペットのサイズと色味を変えながら、見てみましょう。



■まずは枠の中に納まるように設えた場合。クリーム色を基調としたデザインでのご紹介です。
Design No. 106 : Size 183 x 274 cm

*全体の印象*
 すっぽりと空間の中に納まり、安定感が出てきますが、なぜか少し、詰まった様にも感じます。このカーペット独特の清潔感あふれる明るい配色によって、広がりを感じますが、せっかくならもう少し伸びやかさを生まれさせてはどうでしょう。

*カーペットのこと*
 淡いベージュを基調とした、優しい印象のデザインです。縁取りのピリッとしたラインが空間に抑揚をつけ、軽やかなリズムを生み出します。寒い季節には、この柔らかな色味が目からも暖かさを感じさせ、穏やかな時間を過ごすことが出来るでしょう。
フェヌグリークのように、ほんのり香るスパイシーな印象を、感じることが出来るでしょう。



■さて次は、同じようにベージュを基調としたデザインで、サイズを大きくして展開してみましょう。
Design No. 062 : Size 213 x 305 cmを設えてみます。

*全体の印象*
 全体に伸びやかさと自由度が生まれたようです。壁のラインの中には納まりませんが、カーペットがソファコーナーをしっかりと確立させているので、空間全体が散漫になっているような感じを受けることはありません。

*カーペットのこと*
 1つ前の No.106 よりもしっかりとしたデザインになります。その分少し引き締まった様にも感じるはずですが、この空間に対してとても広がりを感じさせてくれます。幾何学文様の中に見え隠れする濃いめのベージュの透かし文様が、リビング全体と色味の繋がりを生み出して、モダンで落ち着いた印象を運び込んでいます。
クミンのような、ほろ苦さと柔らかな辛味が効いた「コク」を空間に運び込むでしょう。



■では、色味を変えてみましょう。
 こちらは深い藍の濃淡で蓮と唐草の文様を織り上げた、地模様が美しいデザインとなります。
Design No. 087 : Size 183 x 274 cm

*全体の印象*
 濃紺をベースに、全体が地模様となっているので、文様が強く目立ってくることはありません。最初の No.106 よりも、色味がぐっと深くなるので、枠の中に納まっている印象を強く感じるのではないでしょうか。

*カーペットのこと*
 色味として、この茶色の床との相性も美しく、メリハリの効いた美しい空間を作り上げています。地模様の蓮と唐草は、陽の光を浴びてその文様が美しく浮かび上がってくるので、イラストの様に窓からの陽ざしを受ける空間だとその魅力は一層際立ってくるでしょう。とても贅沢な時間を過ごせそうです。
サフランのように、少しの量でも力強くその魅力を発揮することでしょう。



■最後に、またデザインを変えてみましょう。
大変モダンな、藍からナチュラルホワイトへのモノトーンで構成されたこちらではどうでしょう。
Design No. 006A : Size 213 x 305 cm

*全体の印象*
 文様がしっかりと浮き立ってくるので、壁のライン上から出てくる部分がよりはっきりとしてきます。その分、ソファコーナーがより確立され、コーナリングという手法がしっかりと生き、扉などで空間を分けなくとも、スッキリと整理されています。

*カーペットのこと*
 丸い文様が印象的なデザインです。空間との併せ方とも相まって、とても伸びやかな空間づくりの大きなポイントとなっています。ブルー系とブラウン系との色の組み合わせは、とても上品で美しい配色となり、1年を通して落ち着いた空間と時間を過ごすことが出来るでしょう。季節や陽ざしが変わるごとに、藍の発色も変わって見え、無意識の中に感じる変化を楽しむことが出来るでしょう。
ジャパニーズペッパーのような爽やかな刺激性を、運び込むでしょう。

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