MUNI CARPETS

MUNI倉敷店フェアより Vol.4

2020年9月24日

インペリアルライン展からのご紹介

本日ご紹介の1枚は、豪奢なゴールドの雲の中に、藍の龍が象徴的に描き出されているこちらです。

ダイナミックで大変モダンなこのデザインは、中国明代の様式美を見事に表しています。

地模様となる雲の意匠は、「瑞雲」という特別な名前で呼ばれ、“喜びの魁”を表し、それを目にした人に幸運を運びます。また仙人の乗り物としても言い伝えられ、人の世を越えた高位の存在でもあったのです。

少し丸みを帯びたこの雲の形と、その繰り返しのデザインからは、ゆったりと光満ちている天空を感じることが出来ます。

また、中央と四隅にある幾何学のモチーフは、「龍」を表しています。

「拐子龍」と呼ばれるこの意匠は、かつては具象的で猛々しい表現であった龍を、象徴として昇華させていく中で生まれた形であり、より大きな加護を表しています。

皇帝の守護神である龍は、その国自体を守護するものでもあり、力と善を表すものとしても今なお大切に守り伝えられているのです。

縁取り(ボーダー)には、一番外側に“光り輝く天体”を表す「萬字繋文」と、その内側に、“命の水”をもたらす「雷文(回文)」がデザインされています。

どっしりとしたこの2本のボーダーによって、輝ける天の雲の中を舞い飛び加護を授ける龍のデザインが、生き生きと気高さをもって存在するのです。

明代を象徴的に表すモダンで華やかなこのデザインは、織り上げるには大変高度な技術を要する緻密で繊細な文様からなり、大きな存在感を発しながらも、その中に少しの愛らしさと深い安らぎを秘めているのです。

光を受けて輝くその姿から、当時の人々が追い求めた「幸運をもたらす聖なるもの」そのものを、感じることが出来るのではないでしょうか。

Size 137×198 cm

Design No. 083

Price ¥1,400,000- (¥1,540,000- with tax)

posted by MUNI |

ARCHIVE

CATEGORY