MUNI CARPETS

納品事例 O様邸

2020年9月2日

 残暑厳しい8月末。
都内にお住まいのO様のお宅へ伺いました。
太陽がジリジリと照りつける日でしたが、お宅へ一歩入ると、隣接する外国大使館の庭園の青々とした緑が眼下に広がる静謐で柔らかな空間が広がっていました。

 O様がMUNI南青山本店にふらりとお越しくださったのは、2ヶ月前のこと。「カーペットのことは何も知らなくて」と控えめに仰りながら、リビング用の大きなサイズをご覧になりキラキラと目を輝かせていらっしゃいました。

 以降、日を置かずしてご来店を重ねること数回。MUNIのカタログやホームページを入念に読み込んでくださるお姿から、普段のお仕事における相当な集中力が容易に想像できました。奥様曰く「最近MUNI の話しかしないんですよ」というほど、短期間にMUNI 熱を育んでくださいました。

 ”新しい生活様式”に伴い、長期間の在宅勤務を余儀なくされたことにより、お宅での時間をより快適に過ごされることに意識が向くようになったとのこと。 もともとご趣味にもお料理にも異常にこだわる(奥様談)というO様は、新しい生活様式をネガティブではなくむしろ前向きに捉えられ、一日の大半を過ごされるワークスペース(書斎)と、リビングの二箇所に御品を入れさせていただく御縁を得ました。

 ワークスペースには、どんなにストレスフルなお仕事をされていても楽しそうに見えてしまう、色彩豊かな瑞雲文様を足元に。
 リビングには、シンプルな作りながら細部にこだわりが宿る大振り家具の魅力を引き立たせるよう、あえて柄行きを抑えたアイボリーの一枚を。ブルーのボーダーが、想像以上に穏やかに際立ちました。
家具とカーペットの繋ぎ役として、クッションもプラス。

 ご主人も奥様もどちらもはっきりとしたご意見をお持ちのO様ご夫婦は、ときにお好みが分かれ、しばしばお話し合いの場となりました。はく熱すると次第に英語に切り替わっての意見交換となるおふたり。
それでも常にお互いの意見を尊重しつつ、どちらもハッピーとなる折衷点を導き出すご様子はなんとも微笑ましく、全力でMUNI に向き合ってくださるおふたりの快適なお部屋作りのお手伝いが出来たことを、心から有り難く感じました。

 わたくしたちが扱うのは、カーペットという”もの”ではありますが、”もの”と”ひと”は切り離せないことを実感し、O 様ご夫妻からお裾分け頂いた幸福感の余韻に浸りながら、帰路に着きました。

posted by MUNI |

ARCHIVE