MUNI CARPETS

Staff’s recommendation Vol.6

2020年6月7日

Staff’s recommendation ではスタッフが毎日カーペットに触れる中で、この一枚!!と心惹かれるおススメの一枚をご紹介させていただきます。

 MUNI CARPETSの魅力は文様や使い心地など、色々あります。その中でも私が惹かれたのは色の美しさでした。

 今日ご紹介したいのは、R-13という無地にホワイトのボーダーラインが入った非常にシンプルなもの。

「R」とは  Rustic 素朴な   Relax のRから付けられました。

 全くの無地ではなく、ラインを入れることで色の美しさをコントラストで感じていただきたいというデザインになっています。

 この絨毯の特徴はやはり地の色です。こちらは、槐で黄色に染めた後、藍を重ね染めするという、非常に手間のかかった染め方をしております。草木の複雑な色合いが、自然の中に包まれているようなそんな気分にさせてくれます。そこへナチュラルホワイトのラインが入ることにより、地色がよりクリアさが増し、清潔でクリーンな優しい表情となる一枚です。

 朝日が入ってくると、朝露に濡れた芝生のように光沢によってシルバーに見え、日中は木漏れ日のグリーンへ、そして夜には藍の深みが増し、湖のマリンブルーのようにも見えます。

 無地とはいえ、時間帯によって印象を変えてくれるのが、MUNI CARPETSの魅力。

 MUNIならではの色合いを十分に楽しめる一枚です。

青山スタッフ T

(お問い合わせ)

南青山本店 TEL : 03-5414-1362 E-Mail : gallery@muni.co.jp

Design No. R-13    Size 137 x 198cm Price ¥892,000 – (税抜)

順目より撮影

逆目より撮影

見る角度によって色合いの印象が変わってくるのも魅力のひとつです。

手織り絨毯ならではの、さざ波のような景色が出ています。

無地ですが、色の複雑さが楽しめます。

槐で黄色に染めた後、藍で染められた複雑な色は近づいて見てみると、より感じられます。

ホワイトのラインは、ウールそのままの色です。

漂白等の化学薬品を用いた処理を一切していないので、やさしい色合いがそのまま残っています。

フリンジ部分と裏面には虫よけの為、橡を煮出した染料を塗布しています。

約1,5cmの厚みがあり、手紡ぎならではの弾力をお楽しみいただけます。

(絨毯の裏) 裏面も高密度の打ち込みで、 熟練の職人が確かな技術で織り込んでいます。

シリアルナンバーによって制作した職人がわかるようになっています。

posted by MUNI |

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