news letter vol.73: 風の時代をしなやかに
2026年2月1日
MUNIでは、月に1度メールマガジンをお届けしています。
その内容をこちらでも紹介させていただきます。
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一年で最も気温が低い時期ですね。
皆さま、寒風に吹かれて肩をすくめて足早に歩いていませんか?
顔を上げ、足を止めて道端に目を遣れば、MUNI CARPETSのモチーフにも見られる梅が、百花に先駆けて凛と春を告げてくれています。

風の時代をしなやかに
―「所有」から「共鳴」へ、
ストーリーをまとうカーペット―
「風の時代」という言葉を耳にされたことはありますか。
西洋の思想のひとつでは、時代の価値観を「火・土・風・水」という4つの元素の移ろいで捉える考え方があります。
1800年頃から続いてきた「土の時代」が終わり、
2020年からは「風の時代」へと移行したと言われています。
土の時代は、産業革命や高度成長期に象徴されるように、
資産や肩書き、ブランドといった
“目に見える価値”が重んじられてきました。
一方、風の時代。
それは、風のように目に見えない知性や感性、
コミュニケーションが価値を持つ時代。
物そのものよりも、
そこに宿るストーリーや哲学に
心が動くかどうかが、大切にされていきます。
最近、MUNIのお客様とお話ししていて感じるのは、まさにその変化です。 「高級だから」ではなく、
MUNIが大切にしてきた
静謐な思想や背景に共鳴して選んでくださる方が、
確実に増えてきています。

─ 固定から、循環へ─
風の時代の空間に求められるのは、
重厚さよりも、軽やかさ。
飾るための場所ではなく、
自分自身を整えるための「場」であること。
MUNIのカーペットは、
天然の藍やプレミアム・ウールが持つ“呼吸”と、
手紡ぎ・手織りによる“揺らぎ”を大切にしています。
空間を単なるモノとして埋めるのではなく、
気の流れを整え、そこにいる人の感性を
静かに目覚めさせる存在でありたい。
デジタル化が進むほど、五感に触れる本物の自然素材は、
心の自由を守る小さなシェルターになっていきます。
風の時代は、国や時代、性別といった境界が、
少しずつ溶けていく時代でもあります。
東洋の伝統文様を、現代の空間に自然に馴染むかたちで
再構築するMUNIのデザインは、伝統とモダン、東洋と西洋を、
軽やかに行き来します。
「どこかの国の工芸品」にとどまらない、
いつの時代、どんな場所でも美しいと感じられる普遍性。
それこそが、多様性の時代のスタンダードだと考えています。
MUNIのカーペットは、物質としての確かな重みを持ちながら、
精神性は、風のように軽やかです。
これからも私たちは、
単なる贅沢品としてではなく、
ご自身の心地よさを選び取るためのひとつの拠り所として、
風通しの良い暮らしに寄り添うカーペットを
お届けしてまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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