about MOTIF_四君子
2000年1月1日

菊、竹、梅、蘭、といった、厳寒の中でも美しく佇む植物は「四君子」と呼ばれています。
その姿は、徳・学識・礼節を備えた高い精神性の象徴とされ、中国の文人達に好まれてきました。文人はみな君子になることを目指してきました。
*四君子のあれこれ*
■ 蘭:春:清逸

山深い静かな谷にひっそりと咲く蘭は、凜とした姿で高貴な香りを放っています。
孔子が「夫蘭当為王者香 今乃独茂 与衆草為伍」(蘭こそは王者の側にいて良い香りを届けるものなのだが、今はこの幽谷に ひっそりと咲いている)と歌ったことから、徳を持ちながらも表に出ない影の君子を指す様になりました。
■ 竹:夏:節操

天に向かってまっすぐに伸び、寒い冬でも青葉を落とさず凛々しく立ち、中の空洞には霊力を宿すとされている竹。
雪の重みに耐える忍耐力と、強い節によって腰を折らない節操とを持つことから、自らの信念や道徳を貫く君子の品格を表しています。
■ 菊:秋:淡泊

秋が深まり花々が枯れかける頃、寒さや霜にも負けずに太陽のような花を咲かせ瑞々しい香りを放つ菊は、高潔な精神性を象徴します。
南北朝時代の詩人・陶淵明(とうえんめい)が菊に自らをなぞらえて歌ったことから、俗世を超え、富や名声に惑わされない境地「無欲淡泊」を表すようになりました。
■ 梅:冬:高潔

厳寒の中、寒さも畏れず最初に花を咲かせふくよかな香りを漂わせる梅は、春の魁として好まれました。
百花の中でどの花とも競わず、先んじて一人咲く姿に、文人たちは孤高の精神性を見て、徳の高い君子として例えました。
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MUNI CARPETS は、世界の宝でもある明代の宮廷絨毯・Classical Chinese Rugを蒐集・研究し、文様が持つ美しさやその意味までも後世へと伝える為、文様の1つ1つに幸せへの願いを込めてカーペットを制作し、皆さまの元へとお届けいたします。
