"> about MOTIF_龍 – MUNI CARPETS

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about MOTIF_龍

2000年1月1日

明時代の代表的な龍の意匠〝草龍文〟と〝拐子龍〟。

古代中国では龍は最高位の神獣であり「力」と「善」の守護神とされてきました。
また武勇と力をあらわし自然の力の形象化身とみなされ崇拝されてきました。
龍は魔除けとしても様々に用いられてきました。

草龍文とは植物と龍が一体化した文様で、拐子龍とはどこまでも抽象化させた文様です。



*龍のあれこれ*

「龍」は古代中国で“水の神”として生まれ、長い歴史の中で人々の願いを力に変えて蓄え、最高位の神獣となりました。

MUNI CARPETS のシンボルマークともなっている龍。
時代の移り変わりとともに大きな存在となっていった龍の姿を追いました。

▇ 紀元前 1600 ~(商)
小さな小さな「水の神様」として生まれた龍は、甲骨文字の1つとしてその存在を明らかにしています。

▇ 紀元前 1046~(周~春秋戦国~後漢)
皇帝龍生説が発祥。秦の始皇帝によって中国は統一され、武帝によりシルクロードの礎となる「絹馬貿易」が開かれました。
「龍」は人々の魂を天へと運ぶ、守り神となりました。

▇ 220~(三国)
仏教と神仙思想が融合し、芸術は大きく発展しました。
「龍」は仏教の絶大なる守護神となり、敦煌莫高窟の壁画にも描かれました。

▇ 581~(隋~唐)
龍は権力のシンボルとして皇帝の衣服を飾るようになりました。
また、民族の象徴として、人々の身近に存在していました。

▇ 960~(宋)
芸術は簡素美の頂点を迎え、陶磁器の分野で汝窯・龍泉窯が名を連ねました。
「龍」は皇帝の象徴となり、人々も身近に置くことを許されていました。

▇ 1271~(元)
景徳鎮窯が中国磁器の王座となりました。
「龍」は真に皇帝の象徴となり、その姿は5本の爪と2本の角を持つものと定められました。

▇ 1368~(明)
文化芸術は、その極致を迎え、生み出された美術品は、今なお世界中を魅了し続けています。

「龍」は、森羅万象を司る最高位の神獣として君臨し、5爪2角を有する龍は皇帝(天子)の威光を表しました。
また、比類なき力を持つ霊獣として人々の信仰を受け、国と暮らしを守り続けました。

▇ 1644(清~清代初期)~
「宇宙の中心」と称された中国王朝は、歴史の流れの中滅亡し、数々の美術工芸品は散逸しました。
「龍」は、人々の心に神獣・霊獣として宿り、力強く生き続けました。

▇ 1913~(中華民国・中華人民共和国)
中国は近代国家へと新たな時代を歩み始め、近年では世界に散逸した美術工芸品を国内に戻す活動も進めています。
「龍」は現代でも人々の中で、欠くことのできない存在として、生き続けています。

▇ 1987年
MUNI が倉敷の地に創業。

天と地の調和と人々の願いから生まれた龍は、「幸運を届けよう」と今、MUNI  CARPETS の中で飛翔しています。

MUNI のモチーフとなる龍は、明代末期から清代初期にかけて表現された、自然界の比類なき力を宿し、気品と遊び心の要素を満たした「龍」です。
それは、守り神として使い手の暮らしと心に寄り添い続けています。




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MUNI CARPETS は、世界の宝でもある明代の宮廷絨毯・Classical  Chinese  Rugを蒐集・研究し、文様が持つ美しさやその意味までも後世へと伝える為、文様の1つ1つに幸せへの願いを込めてカーペットを制作し、皆さまの元へとお届けいたします。




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