旅のランドスケープ
2015年9月9日
初めてのひとり旅。
札幌市東区の郊外に広がる公園「モエレ沼公園」に
行ってきました。
シンプルな紙細工の照明器具などでも知られる世界的彫刻家、
イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」という
コンセプトのもとに造形された公園です。
2005年にグランドオープンしてから今年で10年の時が経ちますが、
彼はその17年前、モエレ沼公園の模型を完成させた直後に
「あとはよろしく」
と言い遺し永眠されたそうです。
彼の遺した、壮大なスケールの彫刻作品の中に迷い込んだような不思議な感覚、広い大地、ただ目の前にある山に登り、何も考えることなく空を眺め、景色を見渡し、風を感じる。
そんな贅沢な時間。公園のシンボルでもあるガラスのピラミッド「HIDAMARI」には、
自然のサイクルを利用した冷暖房装置が備わっており、園内の
芝生には農薬を使っていません。
子供も大人も四季を通して楽しむことのできる、
夢のような公園です。
北海道へ行かれる際は、ぜひ足をのばしてこの贅沢を体感していただきたいです。モエレ沼公園
http://moerenumapark.jp