KURASHIKI 投稿記事一覧
【 MUNI BLUE 】
2020年11月30日
MUNI BLUE、藍から生まれる豊かな青の世界。
陽の光を浴びて鮮やかに華やかに映り、また、月の光のようでもあり、深い海の色の様だとも。
なぜ、「藍」は人々を魅了するのでしょう。
それは、暮らしの中で実用性にかなった染料であると共に、手にじかに触れることはできない自然の「青」への憧憬、空と海と大気の色、命の根源の色への憧れからかもしれません。
この不思議な藍による「青」は、紀元前3000年頃には古代エジプトに存在し、ローマを超え、やがてはシルクロードを渡り、奈良飛鳥時代には日本へと届きました。
「青は藍より出でて藍より青し」と筍子はその教えの喩えに使ったように、中国でも紀元前からすでに藍染めは暮らしの中にありました。
また「青」のもつ色の世界の美しさは、フェルメールや東山魁夷、ピカソ、シャガール、数々の芸術家たちを虜にしました。
私たちMUNIの手掛ける藍染めは、「ウールへの染めこみ」という技法を使うことで藍のもつ力の全てを引き出します。
そして、使い込む人と共に時を重ね、その色の深みを増す不思議を起こします。
そこに私たちは、MUNI BLUE が生み出す永遠の「青」を夢見るのかもしれないですね。
【エコテックスのご紹介】
MUNI CARPETS は、エコテックスClass 1 を取得しています。
MUNI BLUE を生み出す素材と製法は、その製品の人や環境への安全性を検査するスイスの国際機関、エコテックスによって、最高ランクの安全性 「 エコテックス・クラス1(生後3か月までの赤ちゃんの肌に直接触れても安全である基準)」 が保証されています。
日本の安全基準をはるかに超える、350種類以上の有害物質を対象とした検査によって、その品質の安全性と確かさが保証され、MUNI ではこの認証を、2010年より欠けることなく取得し続けています。
安心してお使い頂けるカーペットの心地よさを、是非お楽しみください。
【 幸せを運ぶクッション 】
2020年11月29日
この度、少しですがクッションが仕立て上がってまいりました。
今からの季節に向けて、ぴったりの可愛くカラフルなデザインです。
折角なので、クッションのお仕立てのことを少しだけご紹介いたしましょう。
MUNI CARPETS のクッションは、カーペット制作と同じようにお仕立てにもとても時間がかかります。
なにしろ、手仕事のみで制作しているMUNI のカーペットは、定規で線を引いた様な四角形に織り上げることは不可能なので、それに合わせるクッション用の布もそれぞれの形に合わせなければならないからです。
クッションのお仕立ては、その1枚1枚の個性あるカーペットに合わせて、それぞれ「ピッタリサイズ」の布を作るところから、始まります。
採寸し、布をカットし、端ミシンやファスナー付け、etc、、。
そして、そのカーペット専用の布が出来上がったら、今度はカーペットとの縫い合わせです。
分厚く目の詰まったカーペットと縫い合わせることは、ミシンでは、到底できません。
1針1針手縫いで、目に見えないくらいの細かい針運びで、かがり縫いをして縫い合わせていきます。
一見すると、どこに縫い目があるのか、まったくわかりません。
技術と勘と、それに力も必要です。
こうして、【 幸せを運ぶクッション 】は、職人の手仕事で丁寧に仕立て上げられて行きます。
こつこつと作るクッションは、仕立て上がるとすぐにお客様の元へと旅立っていきます。
大切な方へのプレゼントに。
頑張った自分へのプレゼントに。
A present for … .
贈り先は誰にしましょう、楽しいですね。
一番新しく仕立て上がったクッションを、ご紹介いたします。
あなたにも、お気に入りのクッションが見つかりますように。