Design no.087B（雷文辺蓮花纏枝文氈）、 Size 91×183 cm。

こちらは18世紀清朝雍正帝時代の唐草文様のテイストを再現し、現代のシンプルなインテリアにさりげなく上質なフレーパーを効かせるようにモノトーで制作しました。

複雑な蓮と唐草の文様を、植物染料ならではのしっとりとしたグレージュのモノトーンで織り上げた、深みのある上品さが美しい作品です。

蓮は、泥水から生れながら美しい花を咲かせるところから清浄を、種子をたくさん付けることから繁栄などを表し、人々が求めて止まない幸せへの願いが込められているモチーフです。

また、伸びやかに続く唐草文様には、幸せが永久に続くという意味があり、古代ギリシャ・ローマの時代から世界中で大切にされてきたモチーフです。

優美で端正な表情の Design no.087B は、下絵・染め・織り、どの工程も熟練職人でないと作り上げることの難しい、大変深みのある1枚です。
使い込むほどに柔らかで上品な風合いへと変わり、一層美しく育っていく1枚です。

使用染料:　茜　橡

※　こちらのデザインはその他のサイズでも制作しておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。