ENTRANCE[ エントランス ]
Design No.069
逆目から撮影しました。エレガントな中にも力強さも感じます。
順目から撮影しました。少しはかなげな表情も見えてきます。
逆目から撮影しました。文様がはっきりと見えてきます。
順目から撮影しました。光を反射して穏やかな色味に見えてきます。
中央にはメダリオンがあり、全体をまとめています。
メダリオンは花弁の藍のグラデーションがとても美しく、ぽってりとしたふくよかな美しさを持っています。
ボーダー(縁取り)は、外側に蓮と唐草、内側に連珠文。それぞれ繁栄と豊かさを表しています。
コーナーにある牡丹やボーダーの蓮花の花弁の薄く透けるような美しさも、藍染の淡い水色でしっかりと表現されています。
逆目から撮影しました。藍色のコントラストがとても美しく映っています。
順目から撮影しました。淡く溶け込んでいきそうな表情も持っています。
ウールはとても細くソフトで、透明度の高さから、染めこんだ藍の色も美しく発色します。
少しアイボリー掛かった地色は、このカーペットに上品な落ち着きを運び込んでくれます。
曲線が主体となるデザインを、ボーダーの直線が優しくなりすぎるのを抑え、気品ある雰囲気を演出しています。
規則正しく並ぶモチーフも、手紡ぎと手織りの製作工程によって、必要な ”遊び” が組み込まれ、可愛らしさも感じる心地よい空気を生み出しています。
永遠の意味を持つ唐草文様は、75 cm という限られた距離を、ゆったりと伸びやかに感じさせてくれます。
蝶は美しく変化を遂げ、未来へと羽ばたいていきます。
厚みは 1.5 cm ほど。心地よい弾力性も大きな魅力の1つです。
シリアルナンバーできちんと管理されています。
バタフライスツール(W42.5cmXD31cmXH38.7cm)と合わせてみました。濃い色の家具ともよく合います。
イプ・コフォード・ラーセンのオットマン(W575×D440×H380・SH365)と合わせました。足元に1枚組み合わせると、そこはあっという間に特別な、「私の場所」へ。
この度のご紹介は、コンパクトなサイズ( 55×75 cm )の、No.069 になります。
咲き誇る牡丹の中を飛び交う蝶の意匠は大変エレガントで、小さなサイズの中にも溢れるような優美さが漂っています。
音楽を楽しむとき、映画や読書に耽るとき、そして何かに集中するときも、このカーペットの上で是非その時間を過ごしてください。
お茶を淹れるひと時は、床座なら直に腰を下ろして、お椅子ならその足元に。
きっと、穏やかでありながら、感覚が敏感にも解き放たれるようにもなれる心地よさを、感じていただけることでしょう。
さて、モチーフの蝶は古来より、卵から孵り蝶になるまで何度もその姿を変えるところから、生まれ変わりのシンボルとされてきました。
さなぎの時にはその命を全うしたようにも見えながから、後に美しく羽を広げ飛び立つその姿は、永遠の命への憧憬と未来への希望の象徴だったのでしょう。
牡丹はその気品に満ちた豊かな姿と華やかさから花々の最高位とされ、「国色天香(天香国色)」「花中の王」とも称されてきました。
「天の香りかと思うほどの妙なる薫りとその国の中で何よりも美しい色を持つ花」まさに百花の王です。
No.069 の意匠「蝶恋花(ティエレンファ)」は、古くは明の時代の陶磁器・景徳鎮にも描かれ、その美しさは当時の上流階級の人々から愛されてきました。
そして、その幻想的な美しさは日本へヨーロッパへと渡り、東洋への憧れと共に、マイセンへと繋がっていくのです。
この度ご紹介のこちらの魅力は、藍で染めたブルー・トーンと、地色のアイボリーとの調和がとても美しいところです。
コンパクトなサイズに沢山のモチーフがちりばめられ、豊かでとても静かな佇まいも持っている No.069 。
そのパイルはしっかりと手で紡がれたこしの強さを持ち、ウール本来の繊細なしなやかさもしっとりと感じることができます。
また、合わせる家具や素材によって、モダンにも穏やかにも、一層エレガントにも、その表情を変えてくれます。
お好きなお椅子の足元や、いつもの場所へと設えると、そこはすぐに特別な空間へといざなわれます。
存在感はしっかりとありながら、決して主張しすぎない素敵なこの1枚。
あなたの為、大切な人の為、いつもの場所を「もっとそこにいたくなる」上質な空間へと彩ってみてはいかがでしょう。
使用染料: 藍
倉敷スタッフ D
※ こちらのデザインはその他のサイズでも制作しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Design No.069
Ser.No 31505
SIZE 55×75cm
税込価格 212,300JPY (本体価格 193,000JPY)