MUNI CARPETS

ENTRANCE[ エントランス ]

Design No.057C

  • 逆目から撮影しました。藍の濃淡の美しさをしっかりと感じることができます。

  • 順目から撮影しました。すこし穏やかな印象に見えてきます。

  • 逆目から撮影しました。深みある色合いから、どっしりとした安定感を感じることができます。

  • 順目から撮影しました。柔らかな光沢を放っています。

  • 中央には、雲の中を飛んでいる鶴の文様がデザインされています。

  • 羽を広げた敦賀、ユーモラスに織り上げられています。羽と目の白く抜いた部分が、カーペットの華やかさを演出します。

  • 逆目から撮影しました。

  • 順目から撮影しました。

  • 縁取りには、蓮の文様がポンポンと規則正しくデザインされています。

  • 蓮を囲むのは直線のラインですが、単色ではなく2色を使用することで、品の良さが生み出されます。

  • 鶴の四方は雲で囲まれていて、空の高みから訪れる瑞兆を感じさせてくれます。

  • モチーフはどれもシンプルなラインでデザインされ、藍のモノトーンで織り上げることで文様が浮き立って見えてきます。

  • コンパクトなサイズでありながら、シンプルなラインの力強さによって大きく感じることができます。

  • 夏場は空気の中の湿度によって色味がしっとりと深く見え、冬場は乾燥することで明るく見えてくるでしょう。

  • 藍の鮮やかさが際立つ1枚です。

  • 厚みはしっかりと1.5cmほどあり、寝転んだ時も心地よくお使い頂けます。

  • シリアルナンバーで、きちんと管理されています。

  • バタフライスツール(W42.5cmXD31cmXH38.7cm)とのサイズ比較です

  • イプ・コフォード・ラーセンのオットマン(W575×D440×H380・SH365)とのサイズ比較です

この度ご紹介の No.057C は、IMPELIAL LINE の中でもコンパクトなサイズの1枚です。
IMPERIAL LINE のシリーズは、このようなコンパクトなサイズでも、その存在感を十分に感じることができます。

こちらの No.057C は、余分なラインをそぎ落とし、その大胆なアレンジはポップアートのようでもあり、根底にあるクラシックな趣深さを存分にお楽しみいただける素晴らしい1枚です。

藍のモノトーンだけで表現した、大胆でチャーミングな No.057C は、中央に大きく翼を広げた鶴と、その四方を取り囲む雲、そして縁取りの蓮とで構成されています。
また、1つ1つのモチーフを限りなくシンプルに表現することで、1本1本のラインの力強を際立たせています。
その大胆さは決して稚拙になることはなく、躍動感と静けさ、相反する両面を持ちつつ、少しクスっと口元が緩むようなのんびりした雰囲気も持ち合わせているところは、他にはないとても素敵なところです。

メインとなるモチーフの鶴は、徳の高い高貴な存在、鳳凰に次ぐ位を冠するものとして、貴ばれてきました。また、瑞兆や長寿の象徴でもあり、暮らしの中でも古くから親しまれてきました。
雲は良いことの訪れを知らせ、またそれを運び込んでもくれます。
そして蓮は、必ずと言っていいほど使用されるモチーフで、幸福と繁栄をもたらし、清らかさも象徴しています。
この3つのモチーフでデザインされた No.057C は、雲鶴文(ウンカクモン)と呼ばれ、とてもおめでたい幸せの象徴を表したものです。

こちらの1枚の魅力は、鶴と雲の背景にあたる部分(抜け)に、穏やかにアブラッシュが入っているところです。このアブラッシュがあることで、カーペット全体に美しい抑揚が生まれ、シンプルな文様が生き生きと輝いてくるのです。
また、文様を描き出すラインが正確な太さで淡々と織り上げられ、抽象とも具象ともいえる力強さを生み出し、美しい「絵」として完成されています。

使い込むことで生まれてくる光沢と、藍の色の深まりは、ホワイトで織り上げた鶴の両翼にある羽と目の部分、淡い水色で織り上げた文様の部分とを立体的に生かすこととなり、エレガントな表情を持つまでに育っていくことでしょう。

コンパクトなサイズならではの楽しみ方は、パーソナル使いとしてカーペットの上にそのまま座していただいたり、デスクの足元に敷きこんでいただいたり、何よりお好きな場所でアートとしてお楽しみていただいても、とても素敵です。

あまり織り上がることのない、特別な1枚。
どのように楽しまれますか?

使用染料: 藍

    倉敷スタッフ D