LIVING[ リビング ] / DINING[ ダイニング ]
Design no.050A
逆目から撮影しました。 天然藍特有の深みと透明感のある色合いが際立ち、Design no.050A ならではの端正な表情が生きてきます。
順目から撮影しました。 光がウールに反射し、文様がふわっと浮きあがって見えてきます。 華やかさが生まれてきます。
逆目から撮影しました。 Dsign no.050A のダイナミックな大胆さは、フィールドの余白部分によるものです。
順目から撮影しました。 力強さの中にやわらかで穏やかな表情が生まれ、スッキリとした抜け感も生きてきます。
陽光を受ける側から見ると、藍の色が華やかな透明感をまとって、文様も鮮やかに輝いて見えてきます。
陽光を背にして見ると、藍の色はしっとりとして、沈むように落ち着いた深みを帯びてきます。 文様も「控えた華やかさ」へと印象を変えて行きます。
センターのメダリオンは「龍」の文様。 力と善と武運の象徴であった龍は守護神となり、今も変わらず人々の暮らしの中に生きています。 龍は具象的な姿から、削ぎ落された抽象的なすがたとなり、どこまでもモダンにシンボライズになって行きます。
メダリオンの龍の両サイドにあるのは「牡丹」。 絢爛とした姿の美しさと気高さから「富貴花」と呼ばれてきました。 宋の時代から盛んに美術工芸品の文様として用いられ、現代にいたるまで人々の心を魅了し続けている花です。
逆目から見ると、藍の沈むような発色と文様が、絨毯にキリッとした重厚感を演出して行きます。
順目から見るとしっとりとした光沢を放ち、あでやかともいえる表情へと変わって行きます。
ボーダーは、外側から「萬字」「雷」「蓮」。 そしてコーナーには「龍」。
コーナーの龍は、Design no.050A に不可欠なモチーフです。 とことんまで抽象化された龍はカーペットを華やかに引き締め、格調あるデザインへと導いています。
一番外側の「萬字」は、万事如意。 思い描くままに、という意味と願いが込められています。
真ん中は「雷」、その内側は「蓮」。 雷は万物へ命の水を運び龍の化身でもあり、蓮は清らかさと繁栄をもたらし、古来より変わらぬ人々の願いが込められています。
風合いはしっとりとしてなめらか。 キラキラとしたアブラッシュ(*)はカーペットの表情に景色と奥行きと面白味を演出しています。 手紡ぎのパイルのコシ(弾力性)の強さもしっかりとあり、藍の色と香りも相まって深いリラックスへと誘ってくれることでしょう。 (*)アブラッシュとは、手紡ぎのウール糸を後染めし、織り上げる際にカットした断面に見える自然の色あいの違いの事。
厚みは1.5cmほど。 職人の手で紡がれたパイルは、細さ15ミクロン以下で大変透明度の高い繊細な灘羊(タンヤン)のウールから出来、心地よさと発色の美しさ、そして堅牢度の高さを保持しています。
シリアルナンバーで、きちんと管理されています。 また、天然藍のみで染められた Design no.050A は、エコテックススタンダード 100 のうち最も厳しい基準の CLASS 1(*)の認証を取得しています。 (*)スイスに本部を置く検査機関エコテックスの、世界最高水準の安全な繊維製品の認証、エコテックススタンダード100 の最も厳しい基準、乳幼児が口にしても問題ないといわれる CLASS 1 のグレードを有しています。
バタフライスツール(W42.5cmXD31cmXH38.7cm)とのサイズ比較です。
スパニッシュチェア( W825 x D600 x H670 )と合わせました。 一人でゆったりと過ごせる広さがあり、2人掛けのソファ足元でもお楽しみいただけます。
お好きな家具と合わせたり、そのまま体を預けて寛いだり、エントランスホールなどの空間演出にも力を発揮します。 「ここへ」と思う場所で是非お楽しみください。
Design No.050A・萬字文辺牡丹文氈(まんじもんへんぼたんもんせん・size 137×198 cm)をご紹介いたします。
Design no.050A は、スッキリとした端正な姿と、天然藍で染め上げた2色の BLUE だけで織り上げたとは思えないシックな華やかさが印象的な1枚です。
ダイナミックな印象の Design no.050A は、フィールドにしっかりと余白を取ることでモダンさを演出しています。
太くどっしりとしたボーダー(縁取り)も、フィールドの余白部分がカーペット全体に抜け感を生み出すことで、重厚感をもちながらも重苦しくない絶妙のバランスを保っています。
文様は、フィールドに大輪の牡丹がデザインされ、中央のメダリオンは龍を表しています。
牡丹の花はそのふくよかで絢爛な姿と香気から「百花の王」として愛され「富貴花」「国色天香」とも呼ばれ、美人の喩えとして愛されてきました。盛唐の詩人李白は、時の皇帝・玄宗の命によって楊貴妃を牡丹に喩え、「雲想衣裳花想容・・・」と詠みました。
中央のメダリオンは「拐子龍」と呼ばれる抽象化された龍の文様です。龍は最高位の神獣であり「力」「善」「武勇」の守護神とされ崇拝されてきました。円の形に抽象化されたことで、龍の持つエネルギーが玉として凝縮されたように感じます。
メインボーダーには萬字文様(光輝く天体・萬事如意)を繋いだ「萬字繋ぎ」を、セカンドボーダーには雷文(稲妻・万物へ恵みの雨をもたらすもの)を用いています。雷文は世界中の古代文様の最も代表的な文様で、古代ギリシャ・ローマでも用いられ、『グリークキー』と呼ばれています。
こちらの1枚(serial no.35053)の特徴は、しっとりと深みのある色に染め上げられた天然藍の色合いです。光の加減で鮮やかにも漆黒にも見えてくるその色に使い手は、藍の魅力を余すところなくお楽しみいただくことが出来るでしょう。
スッキリとしながら力強くクラシックな空気を纏った Design no.050A は、軽やかにも重やかにも空間を演出します。
しっとりとした空間も、キリッとした空間も、モダンな空間も、その印象は使い手の作り上げる空間へと寄り添って行きます。
経年によって生まれる、天然藍ならではの深みを増した色合いと、徐々に見えてくる灘羊ウールならではのしっとりとした光沢。
使い手だからこそ見ることの叶う日々の中での揺らぐような表情の変化。
カーペットから感じる豊かさを空間の中に取り入れ、日々の事柄を紡ぎ込み、是非あなただけの1枚へと育てて行ってください。
使用染料 : 藍
倉敷スタッフ A.D
※ こちらのデザインはその他のサイズでも制作しております。気になるサイズがございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
Design no.050A
Ser.No 35053
SIZE 137×198cm
税込価格 1,298,000JPY (本体価格 1,180,000JPY)
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