MUNI CARPETS

ENTRANCE[ エントランス ]

Design No.047E

  • 逆目から撮影 逆目からご覧いただくとお色が深くマットなります

  • 順目から撮影 逆目からは艶やかな光沢が現れ、ワントーン明るく見えます

  • フィールドの文様は蓮花の文様 明時代の錦にも使われていた文様です

  • メインボーダーは斜め万字(紗綾形文) 柔らかな蓮花文様のフィールドをシャープに引き締め、決して甘くなく、大人の演出を可能にしてくれます

  • 細いセカンドボーダーは雲頭文

  • 幾度となく重ね染めして染めこんだ赤色の糸を使ったお品は、織り上げる枚数自体が大変少なく、貴重な1枚となります。

  • 厚みは約1.4cm  手で紡がれた糸により快適な踏み心地を体験していただけます

  • シリアルNo.によって、一枚ずつ品質が管理されています

  • バタフライスツール(W42.5cmXD31cmXH38.7cm)とのサイズ比較

蘇芳(スオウ)で染めこんだ、柔らかみのある、赤。
蘇芳は古くは日本の正倉院の御物に伝わる染織品にも用いられた東アジアの色。
この柔らかさは、蘇芳だけでなく槐(エンジュ)や姜黄(キョウオウ)といった染料も併せて使うからこそ生み出せる色です。
光の加減や、当たる向きで、鮮烈にも穏やかにもその表情を変えます。

この1枚のもつ表情は少し橙味が強く、茜空のような雰囲気も持ち合わせています。
また、使い込むことで色味が淡さを増してくると、吉野の桜のようになっていくのではないかと、何十年も先へ続く楽しみを覚えます。
大変シックな沙綾型文様の縁取りに、丸みを帯びた蓮花が咲き乱れ、日々の中育ってゆく美しい変化を感じ取っていただけるのではないかと思います。

「赤」の持つ意味は、忠義・愛・エネルギーと様々。国や文化にとって、それぞれ独自の意味を持ち、大切にされてきた色です。
日本でも、博愛・活力・強さ・情熱などを表す色として、時代と共にその意味が多様化する中、常に外すことの出来なかった色となります。
これほど多くの意味合いを持つ色も、あまりないかもしれません。

染め上げることが大変難しい赤の色。幾度となく重ね染めして染めこんだ赤色の糸を使ったお品は、織り上げる枚数自体が大変少なく、貴重な1枚となります。10年、20年先の色味を想像しながら、育てていくことも楽しいのではないでしょうか。

倉敷店スタッフAD