Design no.045A（藍地方格花文氈）、 Size 91×152 cm。
天然藍のモノトーンで織り上げた Design no.045A は、どこまでもシンプルなモダンさが魅力のデザインです。

この文様は、中国では｢方格花文｣と呼ばれています。
日本では｢霰文｣･｢小石畳文｣などと呼ばれ、平安時代には有職文にも用いられていました。

日本では「市松文」の呼び名がなじみ深いですが、これは江戸時代中期、上方歌舞伎の役者 “佐野川市松” が舞台衣装の袴に愛用し、それを見た女性がこぞって小袖にして大流行となり、元々の｢霰文｣･｢小石畳文｣から「市松文」と親しみを持って呼ばれるようになりました。

古くより魔除けの願いが込められ、永きにわたって用いられてきた文様は、天然藍で染め混んだ MUNI BLUE の色あいによって、華やかな潔さを纏っています。
シンプルな文様の中にある奥深さを生かした、美しい1枚に仕上がっています。

使用染料：藍