ENTRANCE［ エントランス ］
Design no.009B
逆目から撮影しました。 こっくりとした地色に、藍染の濃紺の文様が良く映えています。
順目から撮影しました。 光を反射して、淡い色目の表情へと見え方が変わって行きます。
逆目から撮影しました。 深みのあるくっきりとした印象になってまいります。
順目から撮影しました。 光を反射して、ふわっとしたウールの素材感も感じらます。
整然と並んだ蓮の丸い文様は、コンパクトなカーペットの中にリズミカルな心地よさを生み出しています。
エレガントで繊細な文様は、５輪の蓮の花で１つの円を構成しています。 経年とともに浮き上がってくる文様は、カーペットに立体的な奥行きを演出して行くことでしょう。
静かでダイナミック。 シンプルで華やか。 様々な印象をもった Design no.009B です。
縁取りを取り払うことで伸びやかさがうまれたデザインは、どこまでも広がって行くようなおおらかさも感じます。
光を背にして見ると、染料のしっとりとした深みある色合いが際立ってきます。 地色と文様のコントラストも強調されて力強く感じます。
光を正面から受けるとウールがその光を反射して、淡く繊細な色合いに見えて行きます。 文様が浮かび上がってくるようにも見えます。
しっかりと手で紡がれたパイルは、とてもソフトな肌触りをしています。 カシミアグレードの灘羊（タンヤン）ならではのウールの上質さです。
藍染の深い濃紺の糸で織り出された蓮花は、細かなカーブの細部まできちんと表現され、蓮花の生き生きとした生命力も感じることが出来るでしょう。
ふっくらとした蓮の花弁が綺麗に織り上げられています。 細かなディテールを織り出しているところに、職人の技術の高さを感じることが出来ます。
少し下から見てました。
カーペットの上に上がるときは、このくらいの角度で見えるのではないでしょうか？
厚みは1.4ｃｍほどあり、15ミクロン以下という繊細な細さを持った灘羊（タンヤン）のウールを、手で紡いで織り上げています。
手紡ぎならではの弾力性と、ソフトでしなやかな風合いは、上質な素材と確かな手仕事だからこそ味わえるものです。
シリアルナンバーで、きちんと管理されています。
バタフライスツール(W42.5cmXD31cmXH38.7cm)とのサイズ比較です。
バルセロナスツール(W59cmxD59.5cmxH39cm)と合わせました。 合わせる素材を選ばないところも、Design no.009B の魅力の１つです。
Design No.009B・蓮団花文氈（はすだんかもんせん・size 55×75 cm）をご紹介いたします。
「蓮団花文」と呼ばれるこの丸い文様は、５輪の花（向かい合わせに４輪・中央に１輪）で１つの円を構成しています。
Design no.009B は、創業当時から長く愛されてきた MUNI を代表するデザインの１つです。
30年の間に途中３度の大きな変更と、細部の表現を吟味して行うブラッシュアップを経て、今の繊細で力強くエレガントなデザインへと進んできました。
そのモチーフとなる蓮は、多くの種子を付ける事から繁栄の意味を持ち、仏教伝来後には泥水の中から美しい花を咲かせることから清浄の象徴ともなりました。
また、009 series のイメージとなる「円」「丸」はとても安定した形で、心にも安心感をもたらすと言われています。
円は、古代の人々の宇宙観をあらわし、終わりも始まりもない形は永遠や完全を表す普遍的なイメージとなりました。
009 series を見て、「なんだかわからないけど好き・良い」と感じる方は、円・丸がもつ意味を無意識のうちに感じているのかもしれませんね。
こちらの１枚の特徴は、地色のこっくりとしたベージュの色合いです。
手紡ぎの真っ白のパイルに、橡（ツルバミ）と茜（アカネ）で染めこんで発色させた色は、単調な色合いではなく、パイルの太いところ細いところで微妙に色合いが異なります。カーペットの表面となるその断面にはさざ波のような抑揚が生まれて景色となり、単調ではない面白味は、長く使用するほどに美しく育つ魅力となってきます。
55×75 cm というコンパクトなサイズは、間口の合うお玄関やベッドサイドには勿論、チェストの足元などへ空間の色どりとして設えてもお楽しみいただけることでしょう。
日々の暮らしのなか、モダンでシックな幸福と繁栄の象徴となる蓮の文様を身近に置いて、心地よい時間を重ねてはいかがでしょうか。
使用染料: 橡 茜 藍
倉敷スタッフ AD
※ こちらのデザインはその他のサイズでも制作しておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
Design no.009B
Ser.No 30859
SIZE 55×75cm
税込価格 183,700JPY （本体価格 167,000JPY）
