この度ご紹介するのは、Design No.009A「藍地蓮団花文」91x152cm です。
Design no.009A は天然藍で染めこんだ深い藍色の地に、ベージュで蓮花モチーフの文様を織り込んだ、華やかな上品さが魅力のデザインです。

91x152cm というサイズながら、縁取りを取り去ったデザインならではの広く感じる伸びやかさがあります。
リビングのポイント使いや、パーソナルな場所をゆったりと心地よく演出するときにもうってつけです。
毎日必ず足を運ぶお玄関や、パーソナルチェアやサイドテーブルと合わせてゾーニングを楽しんだり、お好きなロ―テーブルやお膳と合わせて床座でくつろぐひとときもお薦めします。

Design No.009A は、009 series の中でも最初に生まれた配色です。濃紺の地色とベージュの文様の組み合わせは、コントラストの美しさが艶やかさと気品を感じさせてくれる、またとないデザインです。

また、Design No.009 series は、創業当時から長く愛されてきた MUNI を代表するデザインの１つです。
創業から30年余りの間に、途中３度の大きな変更を行い、また常に、曲線の描き方など細部への少しずつのブラッシュアップを繰り返して、現在のエレガントかつモダンな文様とデザインへと進んでまいりました。
蓮花５つを１つの円（団花文：ダンカモン）として文様にした、大変美しいデザインです。

こちらの１枚（Ser.No 32139）の特徴は、地色の天然藍の色あいが正に「藍色」に染め上げられているところです。
手紡ぎの糸を天然藍の藍甕に10回以上にわたって漬け込み、染めては乾燥させという作業を繰り返すことで深い藍色へと発色させ、その色は光を浴びると一層美しく映えて見えます。
薬品を使用せず、酒、麩（ふすま）、蓬灰のみを用いた古来の製法で染めているため、長年使っていただき酸化をうながすことで生まれるしっとりと深みある色への経年変化は格別です。

手紡ぎ糸と天然藍から生まれる職人の手仕事ならではのアブラッシュの表情は、カーペット全体にさざ波のような抑揚（景色）を生み出し、飽くことの無い深みを感じさせてくれます。

文様の「蓮」は幸福と清らかさの象徴です。
深みがあって華やかで上品なデザインは、「かっこいい」「可愛い」「綺麗」見る方それぞれに特別な感じ方があり、使い込むことで、その方のためだけの１枚へと育ちます。
瞳からも心地よさを運び込んでくれる Design no.009A 。
毎日のひと時をカーペットの上で過ごして、その大切な時間を紡ぎ込み、育てて行ってください。

使用染料:　橡　茜　藍

　　　　倉敷スタッフ　D

※　こちらのデザインはその他のサイズでも制作しております。気になるサイズがございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。