Design No.041 「明式草龍文」：size 91×183 cm をご紹介いたします。
伸びやかな広がりとキリッとしたモダンさが魅力の Design no.041。
フィールドの「抜け」となる余白部分を大胆に取ることで、力強い古典文様がポイントとして象徴的に生きています。

91×183 cm というサイズは、お好きなチェアやデスクの足元・お玄関はもちろん、ソファと合わせてコンパクトな空間を作るなど、暮らしを彩る必需品として楽しみはどこまでも広がって行きます。

モチーフは、神獣の最高位である龍（力・守り神・善の象徴）と植物を一体化させた文様「草龍文様」で、自然界の大いなるエネルギーを表しています。

今から500年ほど遡った明の時代。
その頃にはすでに室内装飾・インテリアの指南書が存在し、カーペットのデザインも洗練された空間を彩るにふさわしいものが生み出されていました。
当時のデザインから上品な雰囲気と遊び心を感じるのは、文化が豊かに成熟して行った証でしょう。
Design no.041 は、その時代のエッセンスを逃さぬよう、大胆な構図を細部にわたるまで緻密に計算してデザインしています。

こちらの１枚（Ser.No 31375）の特徴は、大変ソフトな風合いに仕上がっているところです。
カシミアグレードの灘羊（タンヤン）のプレミアムウールは、職人の手で紡ぐことで強靭な堅牢度と弾力性を持ち、その肌触りと体を預けた時の心地よさは、極上のリラックスへといざなっていくこと請け合いです。

地色を染めている大黄のこっくりとしたキャメルの色はやがてソフトなベージュへと変化し、文様の濃い天然藍の色は次第に酸化を進め一層深みを増し、ウールは長い年月をかけてしっとりとした光沢を持ちはじめます。
上品で美しい表情のカーペットへと育って行く様子を見ることは、使い込むことでしか得ることのできない豊かな楽しみの１つです。

ゆっくりと長い年月をかけて育てられたカーペットは、使い手の為だけのかけがえのない１枚として成熟し、インテリアとしてはもちろん、あなただけの素敵なお道具として、暮らしの中に寄り添い続けて行くことでしょう。

使用染料:　大黄　藍

　　　倉敷店スタッフAD

※　こちらのデザインはその他のサイズでも制作しておりますので、お気軽にお問い合わせください。