「日常のお手入れは掃除機で十分です」

普段は掃除機でホコリなどを取り除いてお手入れしてください。ただし、フリンジ（房）部分をなるべく掃除機のローラーに巻き込まないようご注意ください。何度も巻き込むうちに少しずつ引きちぎられ、最終的にフリンジがなくなり本体がほつれる場合があります。

「市販の家庭用洗剤や重曹を使用しないでください」

脱色や変色の原因になります。
後から復元できませんのでご注意ください。

「液体などをこぼしたら、数回に分けてお手入れをしてください」

汚れてしまった場合、できるだけ早い内に以下の手順でお手入れしてください。

1. ①乾いたタオルかキッチンペーパーを押し当てて汚れを吸い取ってください。
2. ②濡らして絞ったタオルで毛先に水分を含ませ汚れを浮かせます。ラグのパイルを広げて小さな房に分け、汚れを外に押し出すように下から上に向かって叩くのがポイントです。汚れは毛先2～3mmほどまでの場合が多いので、こすりつけて奥まで染み込ませないよう注意してください。
3. ③汚れが浮いてきたら、乾いたタオルかキッチンペーパーを押し当てて汚れを移し取ってください。
4. ④様子を見ながら②と③を繰り返します。一度に取りきろうとせず日を変えて繰り返すと、だんだん汚れが薄くなります。
5. ⑤乾かす際は自然乾燥がお勧めです。ドライヤーなどで急激な温度変化と乾燥を与えるとウールがフェルト化し、硬くなってしまう場合があります。