ENTRANCE[ エントランス ]
Design No.093A
逆目から撮影しました。エレガントな蓮唐草文様の、ピリッとした美しさが際立っています。
順目から撮影しました。文様の藍色がソフトに見えて、柔らかな印象も生まれてきます。
逆目から撮影しました。緻密に全面に織り込まれた文様が地模様にもなって、密度高くも伸びやかに広がる、独特の世界を作っています。
順目から撮影しました。光を反射して見えてくるソフトな色合いは、ウールの柔らな風合いもしっかりと感じさせてくれます。
カーペットの端までしっかりと織り込まれた、「職人技」が光る美しい文様。
文様は全体が綺麗な曲線でデザインされ、熟練した職人の高度な技術が無ければ、織り上げることは叶いません。
蓮のモチーフに近づいてみます。キリっとした姿にデザインされたそのフォルムは、蓮の気品の高さを表しています。
唐草のモチーフに近づいてみます。 この細く複雑なラインで美しい曲線を織り上げることは至難の業です。 デザインの段階での精密な製図は必要不可欠です。 しっかりと手で紡がれたパイルで、この繊細な文様は織り出されています。
とてもゴージャスなデザインですが、しっとりとした美しさが魅力の1枚です。
光を受けてソフトな色合いに見えてくると、とろみあるシルクの布に織り込まれた地模様のようにも見えてきます。
カーペットの端まで美しくデザインされ、しっかりと織り込まれています。 力一杯に栄えていく植物や自然の生命力を感じます。
Blue系と Brown系の組み合わせは、決してなくなることはありません。 明るさや鮮やかさの違いはあっても、とても美しくエレガントな組み合わせの色合いです。
地色にうっすらと入るアブラッシュ(*)が、すでにヴィンテージの様な深みを演出しています。 (*アブラッシュ:手で紡いだウールには自然に太さや密度の違いが生まれます。そこに染料の入り込み具合の違いが加わり、絨毯のパイルとしてカットした際に断面には色の自然の濃淡が見えてきます。その濃淡によって生み出される自然の色むら・景色のことを指します。)
コンパクトながらダイナミック。生き生きと瑞々しい、植物の息吹を感じます。 どこまでも幸せに栄えていく「蓮」と「唐草」の意味、そのもののようです。
厚みもしっかりと 1.5cm ほどあり、床座での使用も心地よくお楽しみいただけます。
シリアルナンバーで、きちんと管理されています。
バタフライスツール(W42.5cmXD31cmXH38.7cm)と組み合わせました。コンパクトなサイズなので、POINT使いにも最適です。
スパニッシュチェア (W82.5cm X D60cm X H670cm) と合わせました。エレガントな中にキリッとした力強さも見えてきます。
この度ご紹介する絨毯(じゅうたん)は、Fragment シリーズの中の1点、 Design No.093A 「纏枝蓮花文氈」、 Size 61×91 cm です。
気品ある総柄がとても美しいこちらは、細部にまでわたる緻密なデザインによって、モチーフの蓮と唐草の伸びやかな生命力と瑞々しさを見事に写し取っています。
Design No.093Aは、文様の鮮やかなブルーと地色の渋みあるブラウンとの絶妙なコンビネーションがとても美しい調和を保ち、文様とデザインが持つ上品な華やかさをイメージ通りに表現した、またとない1枚です。
そしてこのサイズ(61×91 cm)は、どこへでも気軽に持ち運びできるサイズなところも嬉しいポイントで、暮らしの中にちょっとした変化と共に、大きな楽しみを呼び込んでくれます。
例えば、本棚やチェストに沿わせて空間を彩ったり、オットマンの座面に敷いてアレンジしてみたり、椅子に座ってギターを弾くときなど、その足元にあっても良いですね。
床座で絨毯の上に直に腰を下ろしてお好きな本を読む時間も、きっと心地良いことでしょう。
お玄関などの決まった場所への設えは勿論、心の赴くままに、様々な場所へとクルクル巻いて持ち運び、楽しい時間を作ることも幸せな過ごし方です。
唐草と蓮は、「永遠の繁栄と幸福」の意味を込めた文様です。
人生の節目に、大切な方や自分自身への贈り物としても、とても嬉しい1枚となってくれることでしょう。
さて、こちらの1枚の大きな魅力は、緻密に計算された美しい曲線が、見事に織り出されているところです。
MUNI CARPETS のデザインの中でも、織り上げるには1番といってほどに難しく、一握りの熟練した職人の高度な技がなければ織り上げることは叶いません。
この複雑で類まれなデザインは、使い込む年月を重ねるごとに光沢や色合いの変化を生み出して、一層エレガントに育って行きます。
天然藍で染め上げた文様のブルーは使い込むごとに酸化を進めて深みを増し、橡(ツルバミ)や茶葉などで染めこんだ地色のブラウンはやわらかな色合いへと変化して行きます。
徐々に存在感を増す蓮唐草文様は、しなやかになったウールが放つ柔らかな光沢によって、穏やかな上品さを纏っていきます。
少し太めに紡がれた手紡ぎのパイルは、ふっくらとした弾力を持っていて、ぎゅっと詰まった手触りからは密度の高い打ち込みを、しっかりと感じることができます。
植物を主体とした唐草文様は、中国では3世紀~6世紀頃に西域より仏教と共に渡ってきました。
当時大変流行した唐草文様は、その後、蓮・牡丹・菊など、さまざまな植物と共にデザインされ、東洋独自の美意識と願いを込めたものへと生まれ変わり、今の時代まで途切れることなく、伝わってきました。
一見するととてもゴージャスな文様。
ずっと見ていると感じる静かな佇まい。
目を凝らすと気づくその複雑で精緻な仕事。
重厚感と共に水面に吹き渡る風のような豊かさもあって、見るほどに気付く不思議な魅力満載の、とても素敵な1枚です。
美術品として傍に置き、お道具として使うことを心から愉しむ。
そして、使った時間に呼応するように美しく育って行く、そんな素敵な1枚です。
是非手元に置いて、日々の時間を重ねて、あなただけの1枚に育ててください。
使用染料: 大黄 橡 茶葉 藍
倉敷スタッフ D
※ こちらのデザインはその他のサイズでも制作しております。
是非お気軽にお問い合わせください。
Design No.093A
Ser.No 31702
SIZE 61×91cm
SOLD OUT