ENTRANCE[ エントランス ]
Design No.041(858)
逆目から撮影
順目から撮影
逆目から撮影
龍と植物が一体となった草龍文
こちらの魅力はベースの藍の部分に入る「アブラッシュ」という手紡ぎ糸ならではの景色です
エンドレスノットと植物が一つになったコーナーの文様
厚みは約1.5cmとやや厚めに仕上がっています。
シリアルナンバーによって、製作時期と製作した職人など一つ一つ管理されている
バタフライchairとのサイズ比較
こちらは、深い藍染めの地に、金茶色で草龍の文様を織り上げた1枚です。
インパクトを感じるこのデザインは、その抜け感から軽やかさも感じさせます。
地色の藍の部分に見て取れる、東洋の美意識にある「無地の中の景色」や「余白の美」といった豊かな感性が持つ楽しみ。長い時を通して私たちが無意識の中に培ってきた美しさへの感覚。それらをダイレクトに感じて頂けるデザインです。
織り上げられた龍の文様は、中国明代を象徴する意匠の一つ「草龍文」であり、古来より中国において、龍は最高位の神獣として「力」「善」の守護神とされてきました。
また、武勇とその力を表し、植物と一体化することで自然の力そのものの化身としても崇拝されてきました。
この個体ならではの風合いと魅力は、染と糸をカットした断面によって生まれる色の変化、「アブラッシュ」にあります。織の目に沿って全体に紗のように入るこの表情が、無地の部分に躍動感をもたらし、使い込むことでより美術工藝品的な美しさへと成長して行くことと存じます。20年、30年先をも楽しみにさせる1枚です。
守り神でもある龍の意匠自体、全ての物事が出入りするエントランスへと選ばれる理由は本当によくわかりますが、この1枚においては、少しハードな印象の表情が、現代建築にはアートのようにモダンに映え、和の家屋に対しては寂びた奥行きをもたらすこととでしょう。
エントランスはもちろんですが、このサイズですとベッドサイドにもいいかもしれません。
朝一番の足元の心地よさ、夜お休みの前のリラックス。いろいろな使い方をお楽しみください。
倉敷スタッフ D
Design No.041(858)
Ser.No 34210
SIZE 61×91cm
SOLD OUT