about MOTIF_博古
2000年1月1日

道教・仏教の思想から生まれた吉祥図案が用いられています。
古い陶磁器や銅器・玉器等の古器物を配した文様で清雅高潔の喩えとされています。
当時人々は衣服や磁器、家具装飾・工芸品・刺繍などに〝八宝〟つまり八種の宝物と呼ばれる古風な象徴物を表すのを好み、意匠文様として大切に用いられてきました。
多くの宝を所有する事で幸せを呼ぶと信じられていました。
*博古のあれこれ*
▇ 『 通今博古 』(つうこんはくこ)という言葉をお聞きになったことがございますか?
「古(ふる)きに博(ひろ)く、今に通ず」とも読みます。
古きものは、学び取れば常に新しく、今に至りなお、日々を深く豊かに鮮やかに彩ってくれます。
▇ 博古の誕生
『 博古 』という言葉が最初に使われたのは、中国・北宋の時代に遡ります。
時の皇帝・徽宗(きそう)は、皇帝でありながら書画などにも極めて優れていたことで知られ、自ら大量の青銅器を蒐集し、学者に命じてそれらを研究・整理させていました。
そして1107年。
その成果として、『博古図(はっこず)』という書物を編纂させました。
それは、膨大な数の青銅器を詳細に分類し、図まで掲載した本格的な古代青銅器の図録でした。
徽宗はなによりも、古器物の蒐集・研究を通して、「古きに学ぶ」儒教の真のあり方を、問うていたのです。
▇ 明から清へ
北宋から時代は下り、西暦1636年。
時代は明(みん)から清(しん)へと移行します。
明王朝の崩壊と満州民族による清王朝の創建は、300年間続いた漢民族の終焉を意味し、中国の歴史においては、政治的にも文化的にも大きな変革を齎す重大な局面となったのでした。
その重要な局面=明から清へ移行する時期に、かつて徽宗が目指した「古いもの・先人から多くを学び、今のものごとに活かす」という考え方『 通今博古 』を、後世に残すという使命をもって、文様としての「博古文様」が確立しました。
▇ MUNI CARPETS の博古文
筆や墨入れなどの筆記用具・青銅器・磁器・楽器・囲碁盤などといった、文人文化を象徴する古器物が織り出されています。
具象的な文様でありながら、写実ではなく、ユーモラスな表現をミックスした明代独特の表現が魅力的です。
皆さまからは「宝尽くし」「お道具柄」とも呼ばれ、賑やかで人気の高いデザインです。
いつでも未来は未知数で、軸足をどこに置くかと心もとなくなりがちです。
『 通今博古 』 の精神に立ち返ることにより、現在未来の光明を模索する手立てとしてみましょう』ということを、博古文様のカーペットは、教えてくれています。
古きから学ぶ…。古く良きものは、かくも、常に新しいのですね。
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MUNI CARPETS は、世界の宝でもある明代の宮廷絨毯・Classical Chinese Rugを蒐集・研究し、文様が持つ美しさやその意味までも後世へと伝える為、文様の1つ1つに幸せへの願いを込めてカーペットを制作し、皆さまの元へとお届けいたします。
